作業療法士はどんな資格?

作業療法士

作業療法士の資格を解説

医師の指導のもと、心身のリハビリテーションを行う作業療法セラピストの国家資格。厚生労働省指定の養成校を卒業し、年1回行われる国家試験に合格すると認定されます。養成校は、大学(4年制)、短期大学(3年制)、専門学校(3、4年制)があります。長らく注目を浴びている資格で、社会人が転職のために資格取得するケースもあります。

どんな職場がある?

総合病院のリハビリテーションセンターやリハビリテーション専門施設などの医療機関、心身障害児・者施設、精神科病院、精神障害者施設、養護学校、保育園・幼稚園、小児科病院などが主な勤務先です。

どんな仕事なの?

障害児・者、発達障害児、事故などのによる後遺症を持つ人を対象に、その人の持つ趣味、嗜好などを考慮しながら目標を設定し、園芸、手芸、陶芸などの作業活動を通して社会的適応能力や応用動作能力の開発、回復を進める、というのが仕事内容です。

たとえば、歩行に障害がある園芸好きな患者であれば、「窓辺の鉢植えに水をやる」という目標を設定し、歩行・水くみなどの動作を訓練と意識させることなく行うよう導く、といった取り組みを行います。

理学療法士は、主に基本的な生活動作の回復を進めるリハビリテーションを歩行訓練やマッサージといった目に見える物理的な方法で行うのに対して、作業療法士は障害を持つ人の生活上の応用能力を、作業活動を続けるうちに自然と獲得できるよう導く、という、やや心理学的手法をとるというところに違いがあります。

職場ごとの仕事内容は以下の通り。

  • 医療機関(リハビリテーションセンターなど)
子どもから高齢者までの事故やケガによる手術後などの回復期患者を対象に、自宅で生活できるよう日常生活動作を可能にするだけでなく、自宅で生活しようという意欲を持たせるという心理学的側面も含めたリハビリテーションを行います

  • 高齢者施設(デイケア、老人保健施設など)
通所、入所している高齢者に対し、手芸やゲームなどの作業を通して体力の維持、増進を図ったり、趣味活動を通して生きがいや生きる目的をもう一度感じられるよう導いたりします。

  • 精神科病院・精神障害者施設
精神障害者が興味を持てる活動に取り組むことを通して気分の安定を図ったり、仕事的な活動を通して作業習慣や仕事に取り組む姿勢を養ったりすることを進めます。

  • 小児関連施設(養護学校、保育園・幼稚園、小児科病院など)
遊びやゲームを通して、対人関係や日常生活技能、社会的発達を促していきます。


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