ユーザーのみなさんからの質問の中から、多くの方に参考になりそうなものに、記事で2回に分けてお答えしちゃいます! でも、申し訳ないけれど、いただいたすべての質問に答えられるわけではないので、そのあたりはどうかご了承を。
第1弾の質問は
Q 介護の仕事に就きたいが、まず何から始めればいい?
Q 福祉の仕事探しはどうすればいい?
Q 30歳過ぎで無資格でも容易に仕事は見つかる?
Q ホームヘルパー的なアルバイトをしながら資格を取れる?
です。
では、行ってみましょう!
Q 介護の仕事に就きたいが、まず何から始めればいい?
私は、34歳で、現在一般サラリーマンです。 以前からどうしても介護福祉関係の仕事を・・・と、夢があるのですが、日々の生活に追われなかなか具体的な一歩が踏み出せないでいます。 周りには、介護関係の知人も居なく、右も左も正直分からない現状なのですが・・・・まず、何から始めていいのか教えていただきたいのですが。(30代・男性)
A まずはボランティアで適性をチェック!
最近、他業界から介護・福祉の仕事に転職したい、というかたが増えています。そういうかたにまず最初にお勧めしたいのは、本当に自分は介護・福祉の仕事がしたいのか、そしてできるのか、という確認作業。これは、ボランティアで近くの高齢者施設や障害者施設に行ってお手伝いをさせてもらうのが一番。施設は電話帳などで調べて探しましょう。たいていの施設は、ボランティアを受け入れてくれるはずです。
何回か納得がいくまでボランティアに通い、介護・福祉の仕事の実態をしっかりと見て、それでもやりたいと思えたら、ホームヘルパー2級講座の受講をお勧めします。目で見たものを、今度は座学と実習で学ぶわけです。費用は7,8万円~13万円ぐらいで、修了までの期間は最短で1か月から3か月程度。
ヘルパー講座を受講してみても介護・福祉の仕事をしたいという気持ちに揺らぎがなかったら、今度は福祉人材センターに行くなり、福祉人材センターのサイトで見るなりして、給与水準を確かめましょう。特に男性の場合、給与のチェックは不可欠。将来設計を立てるためにも、きちんと給与水準を知ったうえで転職を考えてください。
次第に、いろいろ不安や疑問が出てくると思います。そうしたら一度福祉人材センターに相談に行ってみてください。そこでいろいろアドバイスを聞き、相談をしてみて、転職活動に移るか、見合わせるかを判断すればいいと思います。在職中のかたは、くれぐれも仕事を辞めてから活動しようなどと思わないこと! 退職は、すべての準備、心構えができてから。このご時世、仕事を自ら辞める選択は一番最後まで取っておきましょう。
(注)回答文中にある「福祉人材センターのデータ」とは、すべて「平成13年度福祉分野の求人求職動向(福祉人材センター・バンク職業紹介実績報告)」のこと。
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