健康器具や食品など取り扱い商品の知識も必要

薬局での栄養士業務
胃が弱っているときの食事、お酒はどれくらい飲んでよいか、コーヒー・お茶、日常の飲み物など相談内容はさまざま。電話やメールの相談にも対応している
ガイド:
川瀬さんが薬局の栄養士業務に就いたきっかけはどんなことだったのですか?

川瀬さん:
直接、患者さんと接して栄養相談を行いたかったことと、「指導」というより「相談」という親しみやすさを感じられる現場で働きたかったことがあります。また学生のときに薬学部にある栄養学科で学んでいたため、薬局で実習する機会がありました。その際の実習先が現在、勤務している望星薬局だったんです。弊社の栄養士を配置した取り組みは1991年からと長く、実際に栄養士の立場が確立されていると実習の際に感じました。それでぜひここで働きたいと思ったのです。

ガイド:
仕事では、どんな難しさがありますか?

川瀬さん:
栄養相談は予約不要なので、いつ、どんな内容の相談をいただくかわかりません。そのため常に幅広い知識やコミュニケーションスキルが必要だと日々、感じています。

例えば、「体調が悪いんだけれど」という漠然としたご相談もありますし、車椅子、携帯トイレの購入についてや、血糖測定器の使い方を相談される場合もあります。薬局で販売している商品の販売と管理は栄養士が担当しているので、扱っている商品や使い方を知っていなければなりません。弊社では血圧測定器から機能性食品やサプリメント、しょうゆ、塩などの食品を含めた多種多様な商品を取り扱っています。

近隣の病院の診察日によって、薬局に来られる患者さんの相談内容が変わることもありますよ。透析外来の診察がある日はその疾患のご相談が増えます。

ガイド:
近くにある病院の診療科の種類によって、相談内容に特徴があるんですね。川瀬さんは幅広い知識やコミュニケーションスキルを身につけるために、どのようなブラッシュアップをしていますか?

川瀬さん:
薬局内で医薬品の勉強会が多く、医療人として疾患と治療について勉強できるので、栄養士としての知識も広がりますね。また社内のコミュニケーションスキルに関する研修もあるので参加しています。仲間と情報交換もしますし、仕事を通して経験しながら学んでいます。

次のページでは、薬局でできる栄養士のケアについてご紹介します!