コンサルタントで働く/コンサルタントの仕事

コンサルタント流「雑誌の読み方」(3ページ目)

コンサルタントは雑誌から情報を得るだけではなく、起った現象の影に隠れている本当の問題点をあぶり出そうとします。コンサルタント流の、本質をついた雑誌の読み方を考えてみましょう。

執筆者:大石 哲之

批判的に読む

特集を読むときに、注意しているポイントがいくつかあります。
この手の特集記事を読むには、「事実はどこで」「どこからが記者の意見か」を区別して読んでいく必要があります。

記者の視点を、そのまま世の中で起こったことそのものであると勘違いしてしまうような読みかたをしてしまうとコンサルタント失格です。
いわゆる記事の受け売りになってしまいます。

記事に書かれていることは、結果として目に見えて出てきている問題点であり、影に隠れている本当の問題点が見えなくなってしまっていることもあります。
記事は問題が起こる原因や所在を整理して分析しているのではなく、おこった「現象」を中心に書かれていることが多いといえます。
さらには記事として面白い部分だけをピックアップして一部だけを取り上げていたることもあります。

記事にかかれている「現象」をそのまま抜き出しただけでは、仕事に生きません。
なぜその現象が起こるのか、問題は何からきて、どういう因果関係になっているのか、それを整理してみたり、ディスカッションしてみるということで、理解が深まってきます。
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