システム開発の仕事をする場合
また、プログラミングが主な仕事ではない、といっても、プログラムやシステムがどのように動いているかは、実際に触ってみないとわからないものです。開発まで一貫して行うことを強みにしているファームでは、新卒で入社して、システムのイロハもわからないようなジュニアなコンサルタントに対しては、最初の1、2年は、実際にシステム開発にも携わってもらう会社もあります。その場合の主な領域は、詳細設計といって、基本的な設計で決めた仕事のやり方を、もっと細かいシステムの言葉に翻訳するといった作業もコンサルタントがやることがあります。プログラマーがプログラムをスムーズに書けるような手前まで設計書を書いてあげる仕事です。
また、さらに具体的な開発の仕事、パラメーターの調整をしたり、実際にユーザーが使う画面を作ったり、データベースとの連携をプログラムしたりといった開発も行う場合があります。
これはコンサルタントの教育を兼ねています。ERPの知識も業務の知識も浅いジュニアなコンサルタントがすぐにお客さんをリードできるわけがありません。実際のシステムを作ることで、基礎的な知識を身につけていくわけです。