企画・戦略フェーズでは
企画・戦略フェーズフェーズというのは、プロジェクトの一番初め(上流)に関わるフェーズです。このフェーズでもっとも重要なのは、プロジェクト全体の計画を固めるということです。計画なく、行き当たりばったりでプロジェクトを行っても、成果はでませんね。プロジェクトマネジメントに長けたコンサルタントが、成功に必要なポイントを押さえながら、どのように事を進めるべきかを、クライアントと議論しながら作っていきます。こういったフェーズを計画フェーズといったり、戦略フェーズといったりします。ここはかなり重要です。ここで実現性のない計画を作ってしまったり、あとで述べますが見当違いのスコープを定義してしまうと、実現性のないプロジェクトになってしまうからです。
この手のフェーズはおよそマネージャー以上のベテランコンサルタントが仕切りを行い、お客さんとコミュニケーションしながら全体像を決めていきます。具体的は、つぎのような事を決めていくのが一般的です。
・コンサルティング依頼内容の確認
・スコープの確認
→スコープはあいまいなことが多いので、しっかりと目的と範囲を決める
スコープとは?
・最終的な改革の目標をどこに置くか?
・その中で、今回はどこまで改革に手をつけ、どこは次回とするか?
たとえば、今回は国内の携帯デバイス系だけに絞って行い、それ以外の製品や海外拠点は次回とする・・といったような範囲を決めておくというのが重要です。そうでないと、いたずらに範囲が広がり、結局どれも中途半端になり、どれひとつも改革できなかったということになります。
コンサルタント的には、5の領域でそれぞれ50%の成果よりも、1つの領域で120%の成果を得られるほうを進めます。
そうすれは順次のこりの4つに展開していけばいいからですね。