(2)学校向けのサービサーやソフトウェアベンダーが、コンサルティングも請け負う場合
次のケースがこれです。世の中には、学校を専門のお客さんとして、サービスを提供している企業が存在します。代表的なものは、学校向けの会計・事務パッケージソフトを開発しているベンダーなどです。学校の特殊な業務にマッチする形で、専門的な業務パッケージを提供しているところがいくつかあります。「学校 ERP」などで検索してみると、面白い情報が得られるでしょう。また、大学などで証明書の発行を自動化するキオスク端末みたいなものを設置しているところもありますが、これらを作っている業者もそれに当たります。
これらは、いわゆるコンサルティング業界とはちょっと違います。コンサルティング業界は「あらゆるクライアントに経営一般のコンサルティングを提供する」のに対し、こちらは「学校をクライアントとし、いろいろなサービスを提供する」ということで、考え方が逆だからです。
もし、「学校」ということに、こだわるならば、コンサルティング業界に入って学校担当になる確率は非常に少ないですから、それよりは「学校業界」に入るのが得策かと思います。