コンサルタントで働く/コンサルタントの仕事

女性コンサルタントの働き方(2ページ目)

女性にもコンサルティングファームは人気の就職先になってきたようです。実際のところ、女性がコンサルタントとして働くには、どのような有利・不利があるのでしょうか?今回は、その点の事情を、実際に働いている女性コンサルタントに聞いてみました。

執筆者:大石 哲之

待遇や昇進に差はあるの?

待遇や昇進に差はあるの?

「まったくありません」

というのが、大手外資系ファームに勤務するKさんの答え。

「男女差別どころか男女区別がありません」

男女区別がない!
というのはどういうことでしょう。

コンサルタントという職業柄、男女関係なくアウトプットへのコミットメントが求められます。女性だからといって手加減がまったくないのです

「時には徹夜が続いたり、数日間家に戻ることができなかったりすることも。朝の化粧をする時間も惜しんで、ランチタイムもパソコンの前で買ったお弁当を食べることもありますよ」

女性も男性同様の激務を要求されます。
また、クライアントとのやりとりにおいても、一人のビジネスパーソンとしての居場所を見つけて、男性社会に溶け込んでやっていく必要があります。

タフな男性と渡り合えるくらいのバイタリティと男性以上のコミュニケーション能力が必要とされるのです。

その一方で、男女区別がないということは、若くて女性でも能力があれば報われるということでもあります。女性にとってのチャンスも男性と同じだけ存在するのです。

大学を卒業して新卒で入社したばかりの女性でも一人のプロフェッショナルコンサルタントとして同等に扱われます。

Mさんは、新卒入社3年目ですが、プロジェクトの大きなひとつのパートを任されたり、部長クラスの人物と将来の部門の方向性を討議したり、飲み会の席では取締役と熱く語ることもあったそうです。

「女性のキャリア機会という意味では、考え難いほどのチャンスが転がっています。それから、まだまだ企業が男性社会であるからこそ、女性コンサルタントは注目されて、名前の覚えもめでたいという利点もありますよ。
女性がコンサルタントとして働くことの大変さは確かにありますけれど、女性ならではの活躍の機会も十分あると思っています」


参考までに、女性のパートナーはいるのでしょうか?
ちゃんといます、女性パートナー。

アクセンチュアでは、官公庁本部 本井稚恵パートナー。
マッキンゼーでは、女性初のパートナーとなった南場智子さん(元パートナー)が有名です。(現在は株式会社DNA代表取締役)
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