コンサルタントで働く/コンサルタントの転職ノウハウ

新卒で入るべきか中途で入るべきか?(2ページ目)

新卒でコンサルタントに入ると成長しない?中途で入ったほうが有利なので悩んでいます、といった話をききます。果たしてそうでしょうか?

執筆者:大石 哲之

同じ年齢なら新卒の方が昇進は早そう

中途入社も、新卒入社もあまりかわりはなかったと思います。むしろ、中途入社の方のほうが、今までのやり方からスイッチしなければいけない部分がおおく(特に仕事のすすめかたや、カルチャー面)、しばらくは苦労されているようにも思えました。

昇進も、たとえばマネージャークラスの年齢を見ても、新卒で入った方のほうが若く昇進しています。この理由は、コンサルタント会社が、前職で何年の経験があるかよりも、コンサルタントとして働いた年数がどれだけあるか、のほうを重視するからです。新卒ではいれば、それだけ早いうちにコンサルタント経験をつめますから、むしろ有利だともいえます。

中途で入るメリットは

中途で入るメリットとは逆になんでしょうか?おそらく、事業会社での経験のうち、コミュニケーション能力の部分が大きいと思います。つまり、部署間の壁に阻まれて苦労して調整した経験や、動かない部下や関連部署をなんとかまとめて推進していった経験などです。

新卒のコンサルタントですと、正論しか知りません。そこがコンサルとしてよいところでもあり、弱点であることもあるのですが。
社内力学の中に実際にはいったことがないため、新卒で入って、そのような社内力学に直面すると初めは苦労するところがあると思います。

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