コンサルタントで働く/コンサルタントの転職ノウハウ

コンサル就職・転職 理系の落とし穴(3ページ目)

すごく頭が良くて何事も的確な指摘をするひとが、コンサルではいつも不採用・・頭がよい人にありがちな落とし穴についてお話します。また、経営・経済学部系の落とし穴も。

執筆者:大石 哲之

ビジネス分析は意志決定に役立つかどうかがすべて

ビジネス上の議論においては、正確性は実はそんなに重要ではないのです。
それよりも、CEOなり社長がそれをみて、判断をくだすことのできる材料となっているか否かが重要なのです。

コンサルタントが出すべき結論は、ビジネス上の結論です。世の中の真実でも、理論の完璧性でもありません。50%のたしからしさでも、経営判断に使えれば、立派な結論なのです。コンサルタントの報告書をみると、驚くほど単純なグラフがたくさん並んでいます。それでも、経営判断に使えれば良いのです。

曖昧さに対する耐性

コンサルティングが直面する問題はすごく曖昧で微妙なものが多いのです。答えがすっきりでないことも多いのです。必要なデータがすべてそろっていることも、まずあり得ません。そのような曖昧な状況にたえることができるか。

曖昧な状況に対して、それはできません、それは結論だせません、保留保留保留・・・となってしまう人は、コンサルタントに向きません。または、そんな曖昧なものは意味がないと考えている人もコンサルタントに向きません。

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