コンサルタントで働く/コンサルタントの転職ノウハウ

「エレベーターテスト」って何? 採用面接のための必須スキルを解説

「エレベーターテスト」とは何かご存じでしょうか。実はこれが、面接突破のための必須スキルを訓練することに役立ちます。エレベーターテストは、エレベーターに居合わせている30秒の間にいかに自分のアイデアを簡潔に伝えることができるかというチャレンジです。

執筆者:大石 哲之

「エレベーターテスト」とは? 採用面接突破のカギ!

「エレベーターテスト」とは

「エレベーターテスト」とは

結論をまず先に言う……これがコンサルタントのコミュニケーションの鉄則です。なぜ、これが重要かというと、結論から先に言うコミュニケーションを身につけておかないと、コンサルタントの採用面接をクリアするのは難しいからです。

コンサルタントは、頭の回転が速いことも手伝って、どうも短気な人が多いように思います。面接官のコンサルタントにとって、「わかりやすい説明」=「初めから丁寧に順番に説明する」ではありません。時間のない面接官のコンサルタントは途中で退屈になり、「結局何が言いたいのか?」と発言を遮られてしまいます。「話が冗長で頭のわるいやつ」と思われかねません。致命的です。


「購買のボトルネックは、2000社に及ぶ取引先がばらばらのフォーマットにより行ってきたもので、これら一部は手書き・・・」


これではいただけません。
 

エレベーターテストのやり方・練習方法

訓練法に、「エレベーターテスト」というものがあります。これは、エレベーターに居合わせている30秒の間にいかに自分のアイデアを簡潔に伝えることができるかというチャレンジです。

元々は、シリコンバレーの起業家が、投資家に自分のアイデアを売り込む訓練だと言われています。何千というビジネスプランの中から、投資家が投資を実行するのは1つか、2つです。30秒で投資家の気を引けなければ、ビジネスプランを検討してももらえないということです。30秒で相手に伝えるためには、どうしても結論から先に言う必要がでてきます。


「人員を削減せず、コストを7%カットすることができます。購買管理システムに12億円の投資が必要ですが、5年で回収可能です。詳細はレポートをご覧下さい」


練習の際、最初は内容は何でもかまいません。最近読んだ小説のあらすじでも、自分の特技についてでも、うどんと蕎麦のどちらが好きかでも。自分が良く理解している事柄について喋ってみてください。時計を手元にもって30秒を測ってみましょう。

ただし、訓練のしすぎも禁物。たまに友人や家族とのコミュニケーションでもこの癖がでて、あまりに簡潔すぎて文句をいわれることがありますのでご注意を。

【関連記事】
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonでコンサルタント関連の書籍をチェック!楽天市場でコンサルタント関連の書籍をチェック!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます