「エレベーターテスト」とは? 採用面接突破のカギ!
「エレベーターテスト」とは
コンサルタントは、頭の回転が速いことも手伝って、どうも短気な人が多いように思います。面接官のコンサルタントにとって、「わかりやすい説明」=「初めから丁寧に順番に説明する」ではありません。時間のない面接官のコンサルタントは途中で退屈になり、「結局何が言いたいのか?」と発言を遮られてしまいます。「話が冗長で頭のわるいやつ」と思われかねません。致命的です。
「購買のボトルネックは、2000社に及ぶ取引先がばらばらのフォーマットにより行ってきたもので、これら一部は手書き・・・」
これではいただけません。
エレベーターテストのやり方・練習方法
訓練法に、「エレベーターテスト」というものがあります。これは、エレベーターに居合わせている30秒の間にいかに自分のアイデアを簡潔に伝えることができるかというチャレンジです。元々は、シリコンバレーの起業家が、投資家に自分のアイデアを売り込む訓練だと言われています。何千というビジネスプランの中から、投資家が投資を実行するのは1つか、2つです。30秒で投資家の気を引けなければ、ビジネスプランを検討してももらえないということです。30秒で相手に伝えるためには、どうしても結論から先に言う必要がでてきます。
「人員を削減せず、コストを7%カットすることができます。購買管理システムに12億円の投資が必要ですが、5年で回収可能です。詳細はレポートをご覧下さい」
練習の際、最初は内容は何でもかまいません。最近読んだ小説のあらすじでも、自分の特技についてでも、うどんと蕎麦のどちらが好きかでも。自分が良く理解している事柄について喋ってみてください。時計を手元にもって30秒を測ってみましょう。
ただし、訓練のしすぎも禁物。たまに友人や家族とのコミュニケーションでもこの癖がでて、あまりに簡潔すぎて文句をいわれることがありますのでご注意を。
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