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教授秘書から異文化企業の社長へ(2ページ目)

様々な国籍のスタッフが在籍する企業テンプスタッフ・ユニバーサルの社長野澤和世さん。社会に出て初めての仕事は医学部の教授秘書、英語も苦手だったという彼女が多国籍文化企業の社長になった道のりとは?

執筆者:柏木 梨花

最初の目標を達成、そして次のステップに

帰国後は、日本語教師を目指して日本語学校に通い、資格を取得。晴れて日本語の先生となります。
日本語を学ぶ多くの留学生と接する中で、野澤さんはあることに疑問をもちます。
「物価の高い日本で生活をするには、アルバイトをしないと厳しい人がほとんど。ところが留学生ができるアルバイトとなると本当に限られた仕事しかないのです。優秀な留学生なのに、なんでこんなに選択肢が少ないのだろう、と感じました。」

そんな疑問をもちつつも、教育業界で働き続けたい気持ちは一段と強くなり、積極的に仕事に取り組みます。
日本語学校で教師をするかたわら、テンプスタッフ株式会社の教育部門(現アカデミーテンプ株式会社)で非常勤としてテンプスタッフの語学クラスの立ち上げにも携わります。
しばらくはふたつの仕事をかけもちで土日も仕事というハードな生活を送りますが、テンプスタッフでの仕事が忙しくなり、日本語教師を辞めテンプスタッフの仕事に専念します。
先生の採用や、企業研修の立ち上げなどマネージャーとしてキャリアを積んでいきます。
「留学中に遊びつくした、だから今は遊びたいとは思わないですね。
勿論勉強も一生懸命しました。乗馬、スキー、旅行、バーベキュー、常に楽しんでいましたね。
お金を使い果たして帰ってきましたから(笑)。
もう十分満足したからあとは仕事に専念、という気持ちでした。」


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