転職は人生がかかっている重大な選択です。それだけに、私たちも必死に、一緒に考えていきます。転職を成功させるには、自分に負けないことが一番大切です。環境の変化に一喜一憂したり、惑わされたりせず、何があっても強く、明るくチャレンジする気持ちを忘れずにがんばっていきましょう。 |
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ブライトキャリア
営業開発部長 片山恒雄さん
一番危ないのは・・・
安易な転職が一番危ないですね。今の職場の人間関係が嫌、とか上司が嫌といった一時的な感情だけで動くのは危険です。動くことが本当にプラスになるのか、今の環境で最善の努力をしているのか、本当に他に手段はないのか、感情に流されず冷静に、将来の事まで含めて考えることが必要です。転職をしたいと言って来られる方の7~8割は、こういった感情が引き金となっています。私たちは、この点をじっくりと聞いた上でアドバイスをしています。海外勤務の求人も数多くきています。海外勤務の場合は、語学力や実務経験だけでなく、環境適応能力が重要です。言葉や文化、習慣の違う環境の溶け込めるか、が大切ですね。どんなに仕事ができても、環境に馴染めなかったら、精神的にもつらいと思います。食事などの生活環境はもちろんですし、職場環境にしても、日本では身近に相談できる先輩がいたのに、海外では自分ひとりに任される、といったケースもあると思います。思ったとおりに事が運ばなくても、それを楽しめる人、積極的に現地の人とコミュニケーションをとり、わからないことがあったらどんどんきける人、こういった人は上手に適応できますね。 |
<回答>
パソナグローバル
シニアコンサルタント 山本久美子さん
転職には大きなエネルギーが必要
どうして今の仕事を辞めたいのか、明確にしてください。例えば、上司との関係がうまくいかないから転職したい、といった気持ちがあった場合、なぜ上司とうまくいかないのか、その原因が生じたのはなぜか、と問題を掘り下げていくといいと思います。そうすることによって、次に自分が期待することも固まってきます。
この部分が不明確だと、同じ理由で転職を繰り返すことになってしまいます。
時々、転職希望の方に「何か良い仕事を探してください」と言われることがあるのですが、「良い仕事」は本当に人それぞれです。「自分にとっての良い仕事」は何かときかれてはっきり答えられるよう、転職活動をスタートする前に自分の中で整理をしておくといいですね。一人で行き詰ってしまうときは、自分をよく知る家族や友人に相談をしたり、人材紹介会社でカウンセリングをしてもらうのも良いでしょう。
概して外国人の方のほうが、希望がはっきりしていて決断が早いケースが多いですね。自分の強みはここで、こういう仕事をしたくて、給与はいくら位で、妥協できるとしたらこの部分、と希望条件が明確なので、決断も早い。早ければいいという事でもありませんが、チャンスを逃さないといった意味では、有利になりますね。
また、複数回の転職経験は不利になるとは限りませんが、「仕事への一貫性がない」「会社よりも個人を優先したい方」などの印象を持たれてしまう場合があることも現実です。何よりも自分自身が大きなエネルギーを使いますので、じっくり考えていただければと思います。
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