女性の転職/女性の再就職・職場復帰

ハートフルビューティ 向井亜紀さん 前編(2ページ目)

元プロレスラーの高田延彦氏の妻として、双子の男の子のママとして、お仕事を続けながら、子育てを楽しまれている向井亜紀さんにお話をうかがってきました。

執筆者:川崎 あゆみ

若いママたちとの最大公約数を見つける

―(ガイド)これもブログで拝見したんですが、幼稚園には毎日のように行かれていたようですね。幼稚園のママたちとのお付き合いはいかがですか?

子どもたちは、年少・年中と同じクラスでしたが、年長からはクラスが分かれるので、彼らにとってはそれが最初の試練になりそうです。
向井さん:すごく楽しいです。20代のママとは、もちろん年齢差はあるのですが、「私たちの中で最大公約数を見つけようよ」って。いろいろ話していたら、若いママたちも私たち世代でも、かっこいいと思う人は、「福山雅治さん」だということになりました(笑)。

バザーの準備なども、私は時間が不規則な仕事なので委員にはなれないのですが、委員さんのお仕事を、「この部分は協力できる」とか、「打ち上げの3次会は、私が手配する」とか(笑)、自分ができることをできるぺースでお手伝いさせてもらっています。

バザーの後とか年度末のイベントの後ぐらいにしか、主婦は外で飲む機会がありません。だから年に2回ぐらいはママ同士のお付き合いがはずせないからってそれぞれ夫を説得して出てくるんです。みんな、その日は金色のパスポートをもらったも同然。「やった~!」っていう感じです。一緒に飲みに繰り出すのがママたちの「頑張った」っていう区切りになっていたりして、そういうお付き合いが、楽しくて仕方ないですね。

ママの不在中は、男だけの時間

―(ガイド)子育てとの両立についてうかがいます。お子さんが小さい今のうちは、お仕事はセーブされているのですか? 亜紀さんが、泊りのお仕事のときは、お子さんたちはどうされているのですか?

仕事のときも寂しがるわけでもなく、「ママ、今日は金曜日だから大阪でしょ?」って。
向井さん:今のところは、土曜の朝の旅の番組だけがレギュラーで、あとは取材をお受けしたりとか、あとは講演ですね。泊りになる金曜日の夜は、主人が子どもたちをみています。最初の頃は朝食を作っておいたんですけど、最近は、自宅近くのホテルへ朝ビュッフェを食べに、父ちゃんと3人で出かける方がいいんですって。土曜日のお昼までは、男3人で楽しくやってくれているようですね。

―(ガイド)なんでも、お子さんたちは、テレビに出ているママとお家にいるママの格好が違うと指摘するのだとか?

向井さん:「ママ、今日テレビで着てたスカートはどうしたの?脱いじゃったの?」って聞くんです。テレビの中のママは、スカートをはいているけど帰ってくると違う格好をしてるって。スカートの方が嬉しいみたいですね。だから幼稚園のちょっとしたイベントの時は、子どもたちを喜ばせるためにスカート履くようにするんです。そうするとすごく喜んで、園長先生の前で「見て、見て。ママ、今日スカートなの!」って、バーッとめくるんです。「やめて~!!」と(笑)。


年齢差のある幼稚園ママたちとも、楽しくお付き合いをされている亜紀さん。「最大公約数を見つけようよ」という発想は、やはり年齢を重ねた女性ならではの、素晴らしいコミュニケーションの取り方だと感心しました。次は、子育てのことをうかがっています。

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