1966年生まれ、東京都出身。「JAL沖縄キャンペーンガール」としてモデルデビュー。ファッション誌の専属モデルとして活躍後、女優に。'96年結婚を機に芸能界を引退。現在はふたりの娘を育てながら、フェリーチェ・トワコのクリエイティブ ディレクターを務める。著書に「エレガンス・バイブル」や発売3か月で10万部を売り上げた「十和子塾」などがある。2006年「フェリーチェ トワコ 表参道」をオープン。 撮影/福村順平 撮影協力/フェリーチェ トワコ 表参道 |
これは「見てもらうしかない」
―(ガイド)DVD付きの美容指南本「十和子塾」では、素顔をお出しになっていますね。その他、書籍、多くの雑誌でもスキンケアやメイクの仕方まで惜し気もなく披露されています。君島十和子さん:これまで、君島十和子というと、美容に特化した人で、一般の人は手に入らないような、秘儀・秘法を持ってお手入れをしていると思っている方が多かったよう。美容を発信する人間として、スキンケアやメイクをしているところをちゃんと見てもらわないと、説得力がないと思い、素顔で出ています。自信があるとかじゃないんですよ。もうこれは生をお見せするしかないだろうという感じです。
昔は、お化粧はどちらかというと「隠しておく部分」でした。でも今は、そうではないし、逆に美容を前向きにすることは、より人生を楽しむということだと思います。皆さんにも楽しいって思ってもらいたいんです。お化粧やスキンケアが義務だとか面倒くさいことなんて思わないで、楽しんでできたらいいなと。だから、その楽しさをお伝えしたいなっていうのが根底にあるんですね。
女子の力で!
―(ガイド)そういうところが、十和子さんを身近に感じさせるというか。多くの女性に支持される理由なのかもしれませんね。君島さん:私自身が今、人気をいただいているとしたら、そこの根底には、みなさんとどこか共通点を感じてくださる方が多いように思います。年が同じとか、子供の数が一緒とか、結婚した時期が一緒とか。
結婚前とか、若いときは異性を意識してキレイになるっていうのがありますが、ある程度の年齢や責任ある立場になると、そうそう異性を意識していられませんよね。であれば、女子の力だけで、キレイになっていくよりないよねって思います。私自身が女子校育ちなので、体育会系みたいなノリで「みんなで、きれいになっちゃいましょうよ」と。
「みんなでキレイになりましょう」とは、心強いですね。十和子さんというと、コンサバティブなイメージがありましたが、最近は、ご自身の中にも変化があるようです。