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モノを作る喜びを仕事に ガラス工芸職人(6ページ目)

自ら手がけたものが形となり、人の手に渡る。「自分の仕事が目に見えることがうれしい」と感じる人が増え、今、モノを作る仕事が注目されています。今回は、ガラス工芸作家にお話を伺いました。

執筆者:三輪 貴子

どのようなスキルがあれば活かすことができますか?

独立をして個人で仕事をしている人が多いので「営業力」も不可欠です。(羽藤さん)
彫刻デザイン制作、デザイン校正、写真加工するために、イラストレーター、フォトショップなどのデザインソフトを使いこなすスキルをはじめ、独立をして個人で仕事をしている人が多いので「営業力」も不可欠です。そして、建築ガラスなどの大きなものには、施工もあるため、建築のスキルが必要になる場合もあります。

現在のお仕事の将来性について

最近は、レーザー彫刻などもあり、ガラス彫刻は徐々に知られるようになってきました。とはいえ、まだまだ認知度は低いので、今後認知度が高まっていけば、おのずとニーズが出てくると思います。大切なことは、私たちがニーズを作り出し、提案し、ウォンツにしていくことではないかと感じています。

サンドブラストによるガラス工芸品のほうは、現代に生まれた工芸技術のため、作家人数も少ないのが現状です。私は、時間がかかってもこのサンドブラスト工芸を伝えていきたいと思っています。その想いを少しずつでも形にするため、弊社のホームページ年末に大リニューアルし、サンドブラスト工芸作家の作品を取り扱う「ガラス工芸ギフト」に変えることにしました。これから活躍している作家を応援しつつ、サンドブラスト工芸を知らない方に、ぜひ多くの作品を見ていただきたいと思っています。



【編集後記】
取材内容をメールでやり取りさせていただいたときも、すばやく的確なお返事を返してくださった羽藤さん。今回聞かせてくださった内容からも、仕事に対する真摯な姿勢と愛情を感じます。これから、ますますご活躍の場が広がることを期待しています!
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