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人気上昇中 ブライダルコーディネーター(2ページ目)

数年前から高い人気をほこる「ブライダルコーディネーター」。テレビドラマの放映などで注目を集めたブライダルコーディネーター。具体的な仕事内容などを、伺いました。

執筆者:三輪 貴子

これまでの職歴を教えてください

現実と理想のギャップ生じさせないためには、現場を知ることが有効(写真提供:ドゥ ロアンヌ
社会人になり、はじめて就いたのは広報の仕事でした。当時は、新聞、雑誌、美術館、ギャラリーといったメディアやそこで働くキュレーターと接しながら、特定の作家や展示の情報を、メディアを通してお客様に伝え、美術界の発展や作家の知名度向上に結びつけていく仕事を担当していました。そこで、展示会の内容や作家の世界観を“すべて”理解する事によって効果的な提案方法や作家、お客様の双方の接し方を学びました。

その後、印刷会社へ転職し、経理、総務、営業事務として勤務。そこでパソコン(Mac)に出会いました。画像編集ソフトを初め、エクセル、ワードといった基本的なパソコンソフトの使い方を学びスキルを磨きました。また、大組織のなかで業務が細分化され、それぞれが与えられた役割をもとに同時進行して、ひとつの物を作り上げていく現場を体験し、全体と個人のネットワークの重要性も学ぶことができました。

パソコンの知識や経験を生かして、ワープロが主流であった本社にパソコンの導入を掛け合い、作業の合理化、効率化も目指しました。導入当初は各営業所で様々な混乱がありましたが、マニュアルなどを作成しフォローアップする事によって、目標を達成することが出来ました。仕事内容には充実感を覚えていたものの、当時勤めていた会社は、男性に比べ、女性が仕事の評価をしてもらいにくい環境であることに、日々悩んでいました。

ちょうどそのころ、友人の結婚式に参列する機会があり、初めてブライダルコーディネーターという仕事を知りました。

この仕事に就こうと思ったキッカケは?

26歳の時、結婚式の準備をしている親友から、「ブライダルコーディネーター」という存在を教えてもらいました。当時は、全く知識がなかったのですが「世話好きじゃないと出来ない仕事だから、愛ちゃんに向いているよ!」の一言で(笑)、何の下調べをすることもなく前職を退職してスクールへ行くことにしました。

スクールは、お稽古やスクールを紹介している雑誌で探し、説明会へ参加。その場で、スクールの代表と直接お会いする機会を持つことができ、代表のお話を聞いているうちに、お人柄や仕事に対する考え方などに触れ、その代表の虜に。妻、母、女性、社長としてとっても輝いている方で「この人ともっとお近づきになりたい!」と思い、入校しました。印刷会社を退職してから3ヶ月後のことです。

スクールへ入学した1ヶ月後から、ブライダルプロデュース会社でアルバイトも始めました。スクールの通学と、ブライダルの現場に携わる仕事が同時進行していたので、理想と現実の両方を経験する事が出来ました。

スクールに通った期間と費用は? 次ページへ
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