あきらめの悪い人にピッタリの仕事とは？(3ページ目)

仕事をしてよかったと思うことはどんなことですか？

ホテルには、毎日たくさんのお客様がいらっしゃいますので、お客様からの質問内容についてはまったく予想ができません。日々どんな質問がやってくるかわからない中で、たとえお客様の質問や問合せが珍問難問だったとしても、色々手を尽くして調べたり手配をすることで答えが見つかったりします。その結果お客様に喜んでいただいた時にはとてもうれしく達成感があります。

参考：太田さんのコンシェルジュのエピソードはこちらでもご覧いただけます。→【神戸ポートピアホテル】

失敗談があれば、お聞かせください

ヨーロッパからお越しのお客様だったと記憶しておりますが、「How to go to NAHA?」と聞かれましたので、那覇!?　那覇は飛行機に乗って・・・と説明をし始めました。ところが、お客様から「No, near here. There is Big Buddha…」とお話を始められたので、そのとき気付いたのです。NAHAは「奈良」を指していると・・・。それからは、お客様との英語でのやり取りには、それまで以上に注意を払うようになりました。

仕事をする上で、気をつけていることはありますか？

お客様からの質問に答えるために、カフェやレストランの情報収集は欠かせない。

プライベートの時間でも、少しでもチャンスがあれば、いろいろな情報をチェックしています。街で見かけた広告やポスターに掲載されている情報が、仕事に役に立つこともありますので、電車に乗れば、車内吊りの広告を、駅に着いたら駅周辺の催しについてのポスターを見て頭にインプットしています。神戸の街を歩いている時、これまで営業していたお店が閉店していたら、私たちが仕事で使っているお店のリストから削除をしたり、新しいレストランや施設がオープンしたら、どんなお店が入店しているのか見に行き、自分の目で確かめ、情報を収集しています。

収集した情報は、同僚同士で交換をします。どれだけアンテナを張っているかで、知識の広さも変わってきますので、観光地やレストランなど、幅広い分野で新しい情報を仕入れることができるように、気を配っています。

仕事場で気をつけていることは、お客様の質問をよく聞き、何を欲しているのか、気持ちをくみ取ること。また、お客様がこちらの言っていることを聞き取りやすいように、特にお年を召した方にはゆっくりお話をしています。

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