「洗濯物干し」「お風呂の掃除」は、誰がする?
「妻が全部をする、妻がほとんどするが夫もたまに手伝う」と答えた割合結婚しても、妻が働くことを希望しているわけですから、妻の家事をする割合も減って当然。この数字からもわかるように、少なくとも、「家事は、妻がするもの」という意識は、大幅に薄れているようですね。*1980年に同じ項目で男女別に調査が行われていないため、この数字は、男女合算です。
過去10年の間に、どのように変わったのか、男女別に見てみましょう。
妻が家事をすべきと考える男子高校生
*「家事は、妻が全部をする、妻がほとんどするが夫もたまに手伝う」と考える男子高校生 |
妻が家事をすべきと考える女子高校生
*「家事は、妻が全部をする、妻がほとんどするが夫もたまに手伝う」と考える女子高校生 |
朝食・夕食作りは、妻の仕事と考える人は、男女ともにまだまだ多いようですが、その他の家事は、妻がするものという意識は、かなり薄くなってきていることがわかります。
今の高校生が、結婚・出産する頃には、「仕事をしたいけど、夫がいい顔をしない」とか「家事を手伝ってくれない」などと、妻が悩むこともなくなるのでしょうか。
ご紹介した調査結果を見て、今どきの高校生は、男女ともになかなかしっかりしていて、頼もしく感じました。自分たちの両親がお手本になっているのか、反面教師になっているのか、とっても知りたいです(笑)。
(注)調査概要
対象:関東・中部・九州の高校6校(私立1校・公立5校)の1~3年生
時期:2003年6月~7月
方法:学校通しによる質問紙調査
サンプル数:1,000名(男子441名、女子559名)