女性の転職/女性の再就職・職場復帰

専業主婦は、もう要らない?今どきの高校生(2ページ目)

今どきの高校生は、結婚後の夫婦の関係や、仕事と家事についてどんな意識を持っているのでしょう。調査結果を見てみると、意外や意外、結構、現実をみていることがわかりました。

執筆者:川崎 あゆみ

「洗濯物干し」「お風呂の掃除」は、誰がする?

「妻が全部をする、妻がほとんどするが夫もたまに手伝う」と答えた割合
家事は妻がする

結婚しても、妻が働くことを希望しているわけですから、妻の家事をする割合も減って当然。この数字からもわかるように、少なくとも、「家事は、妻がするもの」という意識は、大幅に薄れているようですね。*1980年に同じ項目で男女別に調査が行われていないため、この数字は、男女合算です。

過去10年の間に、どのように変わったのか、男女別に見てみましょう。

妻が家事をすべきと考える男子高校生
妻は家事:男子
*「家事は、妻が全部をする、妻がほとんどするが夫もたまに手伝う」と考える男子高校生

妻が家事をすべきと考える女子高校生
妻は家事:女子
*「家事は、妻が全部をする、妻がほとんどするが夫もたまに手伝う」と考える女子高校生

朝食・夕食作りは、妻の仕事と考える人は、男女ともにまだまだ多いようですが、その他の家事は、妻がするものという意識は、かなり薄くなってきていることがわかります。

今の高校生が、結婚・出産する頃には、「仕事をしたいけど、夫がいい顔をしない」とか「家事を手伝ってくれない」などと、妻が悩むこともなくなるのでしょうか。

ご紹介した調査結果を見て、今どきの高校生は、男女ともになかなかしっかりしていて、頼もしく感じました。自分たちの両親がお手本になっているのか、反面教師になっているのか、とっても知りたいです(笑)。

(注)調査概要
対象:関東・中部・九州の高校6校(私立1校・公立5校)の1~3年生
時期:2003年6月~7月
方法:学校通しによる質問紙調査
サンプル数:1,000名(男子441名、女子559名)
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