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庭作りのプロに!エクステリアデザイナー(2ページ目)

個人宅の庭や玄関などのデザインを手がける仕事「エクステリアデザイナー」。趣味として学びはじめ、エクステリアデザイナーとして活躍する原田さんにお話を伺いました。

執筆者:三輪 貴子

みなさん「応援するよ」と言ってくださった ~独立~

仕事にも少し慣れてきたころ(4年ほど前)は、ハウスメーカーもエクステリアに力を入れている時期でした。夫が「独立し、会社として仕事をしていくことができるのではないか」と提案してくれ、私はお世話になっていた資材屋さんを辞め、企業でプログラマーをしていた夫も会社を辞めて、一緒にエクステリアデザインの会社を始めることになりました。不安がなかったわけではありません。ですが、勤めていた資材屋さんも、一緒にお仕事をしていた取引先の方も、みなさん「応援するよ」と言ってくださり、また「今やらないと、後悔するかな」と思い、独立を決心しました。エクステリアの仕事は、受注をいただいてから資材などをそろえるので、在庫を抱える必要がなく、立ち上げやすい仕事です。現在では、夫が作ったホームページからのご注文をはじめ、ハウスメーカー、お花屋さんなどから仕事をいただき、ビジネスとしても順調に成長しています。

外の仕事が多いので日焼けをすることも多いですね。原田さん

喜んでくださる顔を拝見するたびに「いい仕事だな」と ~うれしいこと、向いている人~

エクステリアデザインの仕事をしていて一番うれしいことは、お客様に喜んでいただけること。出来上がったときはもちろん、1年後、2年後、私がデザインをさせていただいたお庭が、出来たとき以上に綺麗にお花が咲き、お客様が芝の手入れをされている様子を拝見すると、とてもうれしくなりますね。この仕事は、依頼人であるご夫婦2人が一緒のときにデザインやお見積もりのお話をさせていただくことが多いので、土曜日・日曜日のお休みをとることは難しい。(個人で仕事をする場合は調整をしやすい)それでも、お客様の喜んでくださる顔を拝見するたびに「いい仕事だな」と思っています。

この仕事に向いている人は、お花や植物が好きな人。そして何事も好奇心をもって取り組む方、お話が好きな人。決しておしゃべりな人、という意味ではなく、相手の望んでいることを引き出せるような会話のできる人ですね。実際にお庭を造る作業をしてくださるのは男性の職人さんが多いので、職人さんたちと上手くコミュニケーションをとっていくことも大切なポイント。もしも、職人さんから「これはできない」と言われても、お客様にそのまま「できません」と伝えるのではなく、どうすれば実現できるのかを考え、職人さんへ伝える、または一緒に考えてもらう。全体の管理能力も必要だと思います。

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