女性の転職/女性の再就職・職場復帰

仕事を依頼する時、依頼された時(2ページ目)

お仕事再開後に役立つシリーズ。「オフィスで、仕事を上手にお願いする、お願いされる」上手なコミュニケーションの取り方をご紹介します。

執筆者:川崎 あゆみ

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「忙しいですから」と断ってしまっては、元も子もありません。「明日以降なら着手できます」というようにこちらから、提案してみましょう。

「できません」ではなく、柔軟な説明を

「できません」とばっさり切り捨てるのではなく、 「明日の午後からなら着手できます」とか「3日間では難しいですが、今週中ということでしたら、大丈夫です」など、こちらから逆に条件を提示してしましょう。

忙しい時に「これやっといて」みたいに言われると、カチンときてしまいますが、最終的に引き受けたのなら、最後まで気持ちよく仕事をします。もしかしたら、その仕事が自分のキャパシティを広げてくれるきっかけになる内容かもしれませんし、いつも笑顔で引き受けてくれる人の評判は、悪くなりようがありません。

どうしても一言言わないと気がすまないようだったら、「今度、ランチおごってくださいよ~!」ぐらいは(ただし笑顔で)、茶目っ気として済まされるかもしれませんね。

できないのに引き受けない

でも、忙しいのに無理をして引き受けて、結局出来なかったということは避けなくてはいけません。一旦、引き受けたものは、最後まで責任を持って終えるのは、当然のことですね。仮に一生懸命頑張った結果、できなかったとしても「ちゃんと仕事を終えることができなかった人」という烙印を押されますし、逆に出来なかったほうも、「あの人が、押し付けるからじゃない」と逆恨みをすることにもなったりして、その後の人間関係に影響を及ぼします。断るときは、はっきりと理由を添えるなどして、誠意を持って断ります。
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会議に出席しなくても、資料作りによって、会議に使う資料に目を通すことは可能。ただ漫然と作るか、チャンスと思って取り掛かるか。

引き受けたら、責任を持って

引き受けた後、どんな風に仕事をするかによって、あなたへの評価も変わるでしょう。受けるときに、例えば資料の作成を頼まれたとしたら、その資料を何に使いたいのかなど、確認できる範囲で確認し、その目的に合ったものを仕上げるようにします。

さらに言われた期日よりも、少し早めに仕上げるようにするとか (万が一、その仕事にミスなどがあって、やり直さなければいけない状況になっても時間的な余裕もあり、双方にとって安心)、仕事を頼まれた資料が読みにくかったら、パソコンで読みやすいデータにしてから返すとか、プラスアルファで返すことができたら理想的です。

忙しい中、早く仕上げることも、プラスアルファで何かをするなんてできるわけがない!と思うかもしれないし、実際はそうかもしれないけれど、”仕事ができる女性”と思われたり、”この人は、ちょっと違うぞ”という印象を与えられる良いチャンスになることは、間違いありません。

さて、仕事をお願いするのも、されるのも職場でのコミュニケーションの1つですが、あなたはどういうスタンスで仕事をしていきますか?



家庭の中でも家族同士で、何かを頼むときにどのようにお願いしているか、ちょっと振り返ってみましょう。夫に「アイロンかけといて」と言われるよりも、「忙しいところ悪いんだけど、これアイロンかけてもらえる?」と言われて、どちらが気持ちよく引き受けることができるか考えたら、明白ですね。
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