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最近、よく聞く「職務経歴書」って?(2ページ目)

最近、正社員や契約社員の求人に履歴書に加えて、職務経歴書の提出を求めるところが増えてきました。職務経歴書って何?から、書き方までをお教えしましょう。

執筆者:All About 編集部

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パソコンで作る書類だから、何回でも書き直しOK。自分で納得のものを作成しましょう。

アピール力は、“履歴書<職務経歴書”

履歴書は、市販のものがありますが、職務経歴書は、決まったフォームがありません。パソコンで作成したものをA4の用紙1~2枚にまとめ、プリントアウトします。「パソコンを使う」、「決まったスタイルはない」ということは、あなたの書類作成能力や、アピールするセンスなどが、はっきり表れる書類といえます。でも逆に言うと、履歴書では出せなかった、“あなたらしさ”をこの職務経歴書で出せるということなのです。採用担当者が、あなたの職務経歴書を手に取ったときに「こんな人に来てもらいたい」と思ってもらえるものを作りたいですね。

<職務経歴書に盛り込む内容>

携わっていた仕事の内容
結婚・出産前にしていた仕事の内容を詳しく書きます。通常、担当していた顧客や、取扱件数、処理件数、訪問件数、売上高などの具体的な数字を入れます。ただ、専業主婦の期間が長い場合は、あまり覚えていないと思いますが、採用担当者が、どんな経験やスキルを求めているかわかりません。たとえ結婚・出産前の経験しかない人でも、できるだけ具体的に、何の仕事をどんな風にしていたのかを書いておきます。再就職するにあたっての「真剣さ」をアピールしてください。

仕事上で得た経験、スキルなど
仕事を通して、どんな知識を得て技術が身についたのか、また、仕事上で自分なりに工夫していたことなどを書きます。仕事への取り組み姿勢なども積極的にアピールします。

退職理由
「出産・育児に専念するため退職」で問題ないでしょう。

パート・アルバイト経験
家庭に入った後、パートやアルバイトの経験がある場合は、それも仕事内容、培われた経験、スキルについても書いてください。採用担当者は、パート、正社員に関係なく、いかに積極的に仕事をしたのかを見たいはずです。「しょせんパートだし、お給料も安いわけだから」と、ただ漫然と仕事をしてきた人は、「何を学びましたか」と聞かれても苦しいはず。

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家庭に入っている間に、何かスキルを磨く努力をしていたこと(パソコンスキルや語学、その他資格取得など)があれば、それも書いておきます。<資格・PCスキル>などの項目を作っても良いでしょう。

また、パート・アルバイトを経験した方は、今回どんな人が求められているのかということと、自分が今後どのような仕事がしたいのか、どのように働いていきたいのかにあわせて、アピールするポイントを考えましょう。

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ガイド自身も、会社に勤務していたのは、覚えていないほど前の話。でも、その時代に身についたスキルって今でも生きていませんか?

難しいけど、自分のことを上手にアピール

職務経歴書を書くときに大切なことは、「アピールする」ということです。ミセスの方々は、「私なんて・・・」「何もできませんが・・・」という方が多いのですが、これでは採用担当者も「この人に仕事を任せよう」という気は起きません。受身の仕事の仕方ではなく、積極的に仕事に関わったとか、効率を上げるためにこんなことをしたというようなことを自信を持ってアピールするようにしましょう。

また、「そんなに難しい仕事をしていたわけではありません」とか「誰にでもできる仕事です」などと言ってしまう人がよくいます。たとえ、本当のところはそうであっても、丁寧に仕事をしていたことが伝わるように書く必要があります。あまり謙遜すると、逆にあなたの仕事への姿勢が問われることになります。

では、実際に職務経歴書を書いてみましょう!次ページへ>>
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