やりたい!」と思ったその日から、あなたも在宅ワーカー。でも、黙っていても仕事は舞い込んできません |
在宅ワークのお仕事ゲット法
「今日から在宅ワークを始めます!」とめでたく旗揚げ。でも、問題はその後です。1件目の仕事はどのようにして取りましょうか。在宅ワークやSOHOのためのHPもたくさんあり、そこで求人情報を見ることも、そのまま応募することもできます。あるいは、知人・友人に“○○始めました!”という告知の挨拶文を出す、友人・知人に声をかけたり、近所のお店に“POP制作いたします”などの営業チラシを置いてくるなど、営業の仕方はいろいろあります。もし可能であれば、すでに在宅ワークを始めている人のお手伝いをさせてもらうのが、一番無難なスタートでしょう。
最初は、すでにプロとして仕事をしている人(仮にリーダーと呼びます)の下で、仕事をさせてもらうわけですが、仕事は全てリーダーがクライアントと直接やり取りし、あなたに仕事が割り振られます。あなたは、指定した日までに仕事を終え、リーダーに納品します。その後、リーダーがクライアントに納品できるまでのレベルに仕上げて、最終的な納品という流れになります。当然、あなたが得られる収入はその分、少なくなりますが、SOHOとして1人前の実力がつくまで、下働きのような形で働くのはとても良い経験になると思います。
実績と信用をある程度積むと、とりまとめのリーダーが「これやってみる?」というような形で仕事を丸ごとあなたに依頼してくれるということや、ほかの人から「いい人いない?」と聞かれたときにあなたを紹介してくれるというケースがよくあります。地道に努力を重ね、自信をつけていくと同時に、確かな実績を積めば、道は開けてくるでしょう。
在宅ワークの代表的なお仕事、テープ起こし。60分間録音したテープを起こすには、6~12時間かかると言われています。 |
希望の収入は、月10万円。実際のところは?
ミセスの方が在宅で仕事をする場合、希望の収入額は、だいたい月10万円とおっしゃいます。しかし、現実的には3~5万円が平均的と心得ておいてください。もちろん、高度なスキルが要求される職種によっては、月に数十万から100万円近くの収入を得る人もいますが、例外中の例外です。 平成15年に実施された21世紀職業財団の調査結果を参考に、代表的な在宅ワークの仕事の内容・料金などをご紹介しましょう。・データ入力
在宅ワーク=データ入力というぐらい、ずいぶん前からあるお仕事です。エクセルなどにデータ(数字、文字)を入力していきます。1データあたり20円ぐらいが相場とのこと、依頼件数にもよりますし、データ入力後に校正をするかしないによっても単価が変わってきます。月に5万円程度の収入。
・テープ起こし
会議や講演会の内容を録音したものを、文字に起こしていく作業。簡単そうに考えてしまいますが、なかなか労力が要る作業。話の内容によっては、同音異義語や単語や表現を調べるなどテープ起こし以外に時間がかかったり、最後には入力したものを全て打ち出して推敲作業をする必要があります。
テープの内容をそのまま文字に起こすだけの素起こしや、読みやすいようにリライトするなど、作業によって単価も変わってきます。内容によっても異なりますが、60分の録音テープを起こすのに大体、6~12時間はかかると言われています。安請け合いをして、結局納期に間に合わなかったというようなことのないようにしなければなりません。60分のテープ起こし1本のギャランティは、1ページ5000円とも1万円とも言われていますが、納期、内容によって異なります。
・経理代行
個人事業主や中小企業の経理処理を代行する仕事。1社につき月に数千円から数万円までの料金設定で契約します。
・ホームページ作成
依頼者の考えているイメージを具現化するデザインのセンスと売り上げや訪問者を増やすために貢献できるビジネスセンスも必要。スクールに通うなどしてデザインソフト、HTML、JAVA、FLASHを使いこなすスキルは絶対に必要。ページ作成にあたって求められるスキルにもよりますが、報酬は1ページ5000円~。
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