【ネットワークエンジニア】中所 美穂さん一般事務を経て「パソコン総合カレッジ ノア」でネットワークエンジニアのスキルを学ぶ。現在ネットワークエンジニアとして活躍中。 |
難 易 度 ★★☆☆☆
かかる費用 ★★☆☆☆
「ネットワークエンジニア」。IT・エンジニア系の仕事でない方には、あまりなじみのない言葉かもしれませんね。「ネットワークエンジニア」とは、主に、複数のコンピューターを接続し、ネットワーク通信を可能にする仕組みをつくるのが仕事。「エンジニア」と聞くと、1人で淡々とやる仕事、または男性の仕事、というイメージをお持ちの方も多いと思います。さて、実際の仕事はどうなのでしょうか? 今回は、一般事務からこの仕事に就いた中所 美穂さんをご紹介します。中所さんが語ってくださる「ネットワークエンジニア」の仕事とは? 最後までご覧いただければ、きっとあなたのイメージがかわるはず。では、早速お話を伺いましょう。
もっと、人と接する仕事がしたい ~転職のキッカケとスクールについて~
「もっと、人と接する仕事がしたいな」この想いが心の中で芽を出したことが、転職を考え始めたキッカケでした。当時勤めていた会社は、日中、事務所には社長と私だけ。社長が外出すれば、事務所で一人過ごす時間が長かったのです。はじめてパソコンをさわったのは、その事務所での仕事中の事でした。当時の社長はパソコンがとても好きな方でしたので、いろいろな話を伺ううちに、自分でもパソコンを組み立ててみたくなり、自宅で組み立ててみたことがあります。とても面白かったのですが、そのときはまだ、それが仕事につながるとは、思ってもみませんでした。3年ほど前のことです。人と接する仕事に就きたい、という想いを叶えるために、その事務所を退職。医療事務の学校へ通ってみたのですが、「これも、自分がやりたいこととは、ちょっと違う。事務以外の仕事で、自分のやりたいことは・・・。」と考えたとき、自作でパソコンをつくり楽しかったことを思い出したのです。ちょうど友人が、大阪にあるパソコンスクールへ通っていて、いい学校だ、と教えてくれたので、ちょっと話だけでも、と思い、足を踏み入れたところ・・・。対応をしてくれたスクールのスタッフの方が、とても印象的なパワーのある方で、「ネットワークエンジニアなら、今からなれるよ」と。自分でも、そのときに何かピンと来るものがあったのだと思いますが、その場でネットワークエンジニアのコースの受講を即決。(笑)受講料は50万円ほど。自分のすすむべき道について、迷った時期もありましたが、「進む方向が決まるときは、すんなり決まるものなんだな」と思います。通学期間は約1年間。授業は週に2~3回でしたが、ほとんど毎日自習室へ通って、サーバの構築をするなど、おなじクラスになった友人と一緒に楽しく実習をしていました。仲の良い友人と出会えたからこそ、卒業までがんばれたのだと思います。
活用したのはインターネット ~就職活動と具体的な仕事について~
パソコンスクールの卒業が近づいてきたころ、就職先を探すために活用したのはインターネットでした。この業界は、一般的に未経験者を雇ってくれる会社が少ないのですが、その中でも「未経験者OK」の会社を複数の就職情報サイトで探し、一緒に勉強をしていた友人と面接を受け、結果2人とも合格。ネットワークエンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。はじめは、アルバイトとして1日で完結する単発の仕事をしていました。半年ほど経ち、会社から「出向(他の会社へ通い仕事をすること)で仕事をしてみないか」と声をかけてもらい、期間の長い仕事に就くようになりました。それをキッカケに派遣元の契約社員になり、今年の1月から正社員として勤務しています。私が就職活動をしていたころは、自分で仕事を探していましたが、今ではパソコンスクールから仕事先を紹介してもらえる仕組みが整っているそうです。具体的な仕事は、所属している会社から派遣されたお客さまの会社で、新しくできるオフィスや、オフィスの一部を移転するためのネットワークやサーバの構築をしています。パソコンやサーバを運ぶなどの作業もありますので、体力も必要ですね。客先の仕事が終われば、一旦自分が所属する会社へ戻り、また次の客先へ行きます。期間は1箇所につき1年から1年半ぐらいです。給料は、女性が一人暮らしをできるぐらい。残業代もきちんとつきますので、忙しいときは、その分給料も増えます。私が現在勤める会社では、会社が指定する資格を取得すれば、一定ラインまで給料が上がるシステムになっています。
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