名刺1枚からひろがる人のつながりは、ビジネスには欠かせない |
意外と活用されていない名刺の裏面
今あなたの手元にある名刺の裏をご覧ください。何が書いてありますか? 会社のPR? それとも事業内容?? 名刺交換をするとき、どれだけ相手に自分のことを印象付けるかは、どれだけ相手に自分のことを知ってもらうか? という点によって大きく左右されます。名刺交換をした際、名前と社名だけを教えてもらう場合と、相手の趣味や生年月日などからお互いに共通の話題を見つけることができた場合では、印象に残る度合いが違います。ですが、初対面の人に「ご趣味は?」などと、お見合いのような発言はしにくいもの。そこで活躍するのが「名刺の裏面」です。名刺の裏面に、パーソナルデータ(生年月日・星座・血液型・出身地・好きなこと・好きな本・趣味 etc)を載せておきます。すると、名刺交換をした際、相手に裏面を見てもらえれば、そこから共通の話題を見つけることもでき、自分自身のことを知ってもらうこともできます。会社の名刺の場合、すでに別の情報が印刷されている場合は、ぜひ会社へ提案してみてください。名刺1枚が、どんなパンフレットよりも、あなた自身を売り出してくれる大切なツールとなってくれるはずです。
心をこめて渡すと、心がつながる
名刺を渡すときには、気をつけなければならないマナーがあります。詳しいマナーは、こちらをご覧ください。関連記事:ミセスのセカンドキャリア“今さら聞けない、「名刺交換」のマナー”
一般的に語られるマナーに加えて気をつけたいポイントは「心を込める」ということです。初めてお会いした方に「お会いできてうれしい」と思いを込めて名刺交換をすると、あなたは自然と笑顔に、瞳には力が宿ります。これが、相手から見た、あなたの第一印象につながります。誰しも、はつらつとしたプラスのエネルギーを感じる方と一緒に仕事がしたい、よい関係を築きたいと思っています。あなた自身が相手にとって、プラスの存在になりえることを、名刺を交換する10~15秒の間に、笑顔で相手にしっかりと伝えましょう。
また、名前はフルネームで名乗ります。加えて、どんな仕事をしているのか?または、どんな人間なのか? あなたの特長となるようなポイントを、一言添えましょう。例えば、以前「女性の仕事カタログ」でご紹介をさせていただいたライターの服部貴美子さんは、「好きなことで飯を食う会“すきめし”の服部です」とご挨拶をされることもあるとか。とても印象的ですね。あなたを一言で表すキャッチコピーを考えて、名刺交換のときに一言添えましょう。
最後が肝心 名刺の管理
いただいた名刺の管理をきっちりすること、人脈を広げるためには欠かすことのできない作業です。会社や自宅へ帰ったら、お会いした日、場所、相手の特長、交わした会話などを、名刺へ直接書き込みます。そしてすぐにお礼状を送りましょう。*お礼状についてはこちらから名刺の管理は、名刺をスキャニングしてデータ保存する方法や、ファイルに綴じて分類する方法など、さまざまな方法があり、どの方法がよいかは、環境や取り扱う名刺の枚数によっても異なります。今のビジネススタイルにあう方法を選んで、名刺から生まれる人のつながりを最大限に活用しましょう。
【編集後記】
私の名刺の裏面には、生年月日や趣味などパーソナルデータを明記しています。初めてお会いした方と、名刺の裏面に書いてある内容から話が広がり、何度も場が和みました。「初対面の人と話すのは苦手」という方には、おすすめです。ぜひ一度お試しくださいね。