「お礼状」を書くときは、なるべく万年筆で。手紙全体がグっと引き締まります。 |
「らしさ」をプラスする
すばやくお礼状を書くためには、便箋&封書、葉書、そして切手を常に手元へそろえておくことも大切です。また、同じお礼状をいただいても、レターセット、葉書そのものが上質なものであると、送ってくれた相手のセンスのよさ、そして気遣を感じ、一層心に残るため、アイテムの選び方にも注意を払いましょう。そろえておくとよいおすすめのペーパーアイテムは、手漉きの和紙でできたものや、季節の花をあしらったもの、さりげなく女性らしさをあしらったシンプルなものなど、いずれも、基本は白をベースにデザインされたものを選びましょう。
葉書は、しっかりと文書を書き込むスペースがあるデザインと、一言添える程度のものを2パターン用意しておくと、臨機応変に使い分けができて便利です。
また、忘れてはならないアイテムが「切手」。ノーマルの切手でもよいですが、気の利いた季節感を感じるような記念切手を用いると、宛名面も品よく見えます。
「あなたらしさ」をプラスして、送られた相手が思わず笑顔になるような、心伝わるお礼状を届けましょう。
【編集後記】
たった1通の封書、そして短い文面にも、書き手の人柄を垣間見れるのが「お礼状」ですね。それゆえ、一番大切なことは、基本となるマナーをふまえた上で、心をこめて言葉を綴ること。不思議なことに、読み手は心がこもっているかどうかを、文面から敏感に察知するものです。「お礼状」上手になって、ビジネスもプライベートも、人の和を広げていきましょう。