今年で、第9回目となる“ウーマン・オブ・ザ・イヤー”大賞が決定し、その授賞式&パーティーにうかがってきました。
ウーマン・オブ・ザ・イヤーとは?
今年で、第9回目を迎えるウーマン・オブ・ザ・イヤー |
以下の審査基準によってリーダー部門、ヒットメーカー部門、キャリアクリエイト部門と3つの部門にそれぞれ10名の女性が選出されます。
【審査基準】
■働く女性のロールモデルを掲示
働く女性の多くが、身近に目標となる先輩を見出す。
■組織の中に埋もれがちな個人の業績に光を当てる
既に著名な方から人選するのではなく、組織の中で埋もれがちな個人の業績に光を当て、新しい人材を発掘する。会社の看板に頼ることなく、個人の力を磨いてキャリア設計をする女性を紹介することで、新しい仕事スタイルを作っていく。
■働く女性の「今年」と「これから」を映し出し、時代の変化の鉾先を捉える
その年に活躍した女性たちを通して、時代の変化の兆しをとらえていく。
ちなみにウーマン・オブ・ザ・イヤー大賞の第1回は、iモードの生みの親である松永真理さん、第2回は『ハリー・ポッター』を翻訳・出版した松岡祐子さんがいらっしゃいます。
今年の大賞は、誰に?
今年の第1位は、世界初の人口心臓を開発したテルモ株式会社執行役員 テルモハート社社長の野尻知里さんに決定しました。野尻さんは、心臓外科医としてご活躍の頃、心臓移植しか回復の術がない患者さんを見続け、「命を助けたい」との切なる思いから、人口心臓の開発を決意。外科医から、開発チームのリーダーに転身後、渡米し、テルモハートを設立。人工心臓の製品化への努力を重ねてこられました。なんと16年に及ぶ研究開発の期間を経て、今年、欧州で世界初の技術を採用した補助人工心臓「デュラハート」が発売となりました。 心臓移植の潜在需要は、世界で年間20万人といわれ、その需要は年々高まってきており、多くの患者さん方の光となっています。世界の医療界をリードする野尻さんの功績は、非常に大きく、今回の受賞となりました。
受賞者の皆さんは、こちらをチェック!→日経WOMANネット 受賞者一覧
では、審査員の皆さんや授賞式の様子をご覧ください。>次ページへ