女性の転職/女性の仕事カタログ

「色」を仕事にする カラーセラピスト

ここ数年、女性誌や女性向けのウェブサイトなどでよく目にするようになってきた「カラーセラピー」や「オーラソーマ」。色を使って心やからだのバランスを整える「色」の仕事の魅力と必要なスキルに迫ります。

執筆者:三輪 貴子

【色彩プロデューサー】関口智恵さん 「心と身体がよろこぶ*キュア・カラー」代表 サロンでパーソナルカラー診断等を行い、雑誌の執筆、テレビ出演など多方面で活躍中
話 題 度  ★★★★☆  
難 易 度  ★★★★☆  
かかる費用 ★★★★★

ここ数年、女性誌や女性向けのウェブサイトなどで、「カラーセラピー」や「オーラソーマ」という言葉をよく目にするようになってきました。一般的にカラーセラピーとは、色彩のパワーで気づきを得たり精神や体を癒すこと。オーラソーマとは、その人が選んだカラーボトルの色をもとに、心の状態を分析しアドバイスすることです。ここでは、カラーの仕事をされている「色彩プロデューサー」の関口智恵さんにお話を伺いました。

スクール選びから知識を仕事に結びつける秘訣まで、カラーを仕事にするまでの道のりをリアルにご紹介します。

結婚しても自由に働ける人になりたい
~この仕事を選んだキッカケ~

結婚して子どもが生まれても、自由に働ける人でいたいと、小さなころから思っていました。その気持ちは、広告代理店に就職をして仕事をしていた頃もかわらず、「独立するためには、どういった仕事がいいのかな」と考えていました。

そんなある日、たまたま代理店の仕事で使うために、手元に置いていた転職雑誌「とらばーゆ」をパラパラッとめくっていたら、「カラーコーディネーター」の方のインタビュー記事が載っていました。そこには、「カラーコーディネーターは、資格を取得したとしてもそれだけでは仕事につながりません。営業や宣伝、人脈、ビジネスが大切」と書かれてありました。

私はそのとき仕事で、松任谷由実さん、CHAGE&ASKAさん、SMAPさん、工藤静香さんなど、アーティストの広告宣伝を担当していました。そこで、今行っている営業やPR、プロデュースのノウハウにカラーの知識をプラスできれば、カラーコーディネーターとして独立できるかもしれないと思い、すぐに本屋さんへ行ってカラーの本を購入。その後カラーや心理学のスクールに通いました。

差別化するために ~スクールで知識を身につける~

カラーの本を購入して情報を集めていると、当時はまだ1級の取得者が、全部で数百人程度だった「色彩検定」の存在を知りました。そこで色彩検定を取得しようと思い、代理店の仕事をしながら、週に1回、色彩の基礎を学ぶためのスクールに通いました。期間は約1年ぐらいです。

その後、独立するためには、どんな知識を習得すればいいのかと考え、情報を集めたところ、「パーソナルカラー診断」が、仕事へつなげやすいのではないかと思えてきました。そして、その時期に偶然テレビで「9つに分類するパーソナルカラー診断」が紹介されているのを見ました。

パーソナルカラー診断で有名なのは、春夏秋冬の4つに分類する方法です。9つに分類する方法なら、他の人との差別化になるのではと思い、すぐにその番組で紹介されていたスタジオに問合せをしました。その後その先生の講座を受講して、パーソナルカラー診断の資格を取得しました。

ちなみに、スクールを選ぶ際は、スクールの大小ではなく、講師に注目をして選ばれたほうがよいと思います。色彩検定の資格取得の場合は、講師によって合格率が異なるからです。また、カラーの仕事で独立をしている講師に教えてもらえれば、仕事につなげる方法などを教えてもらうことができますし、アシスタントとしてのチャンスもあるかもしれません。自分の方向性に近い、尊敬できる講師とめぐりあうことができたら、それはとても幸せなことだと思います。

[ →→ ] 学び続けるためのスクールの種類、そして費用は? 次ページ
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます