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引き抜かれる男の共通点はセクシーさ!?

企業に求められる人材、すなわち魅力ある人とはいったいどのような人でしょうか。今回は、企業にとって魅力ある人物についてのお話です。

執筆者:高野 秀敏

企業が欲しい人材とは

企業にとって魅力的な人材とは?
企業にとって魅力的な人材とは?
ガイド高野は、人材紹介をする中でこれまで1000社以上の企業経営者の方とお話をさせていただいています。経営ビジョンや戦略、組織運営、採用、教育について伺うことが多いのです。中でも人材について、よく経営者の方の話題にあがることは、以下のような内容です。

「欲しい人材とは何か?」
「引き抜いてでも欲しい人材はどんな人か?」
「絶対にやめて欲しくない人材とはどんな人か?」

企業にとって人材は、どんなに補強しても足りないと感じるようです。かつてジャイアンツの長嶋監督が、これでもかというほど、新人ドラフトやFA、トレードなどで有力選手を多数採用していましたよね。どれだけのお金を投資しても、試合に勝つためには人材は必要だと考えてのことでしょう。つまり、企業にとって魅力的な人は、必ず求められるというわけです。

では、企業にとって魅力的な人とはどのような人物なのでしょうか。

転職をしようとする時に外せないのは、採用面接や試験です。採用面接の前に、その人材について会いたいと思うかどうか書類審査があります。じつは、同じ書類審査でも年齢によって、若干、選考の基準が異なることが多いようです。

たとえば、20代前半の場合、まだ仕事の実績を出している方が少ないため、学歴や会社名で書類選考を行い、実際に合うかどうかは、面接でといった流れの会社が多いでしょう。20代後半になると、仕事の実績や成果がはっきりしてくるので、職務経歴書に書いてある事実が重視されるようになります。さらに30歳以上になれば、学歴などはほぼ見られることはなくなり、職務経歴書の事実、実績で会う会わないが判断されることとなります。35歳以上になると、仕事の実績のある方については、ヘッドハンティングもよくかかりますし、人脈で転職できるようになっている方が多いです。

ちなみに、「35歳転職限界説」という言葉を聞いたことがある方も多いかと思いますが、実際に35歳以上になると「転職活動をしないと転職できない人」と「キャリアについて考えていなくても、企業や人材会社からスカウトされる人」にはっきりと区別され、後者の側になれる人が非常に少ないので、結果として35歳転職限界説という言葉がでてきたのだろうと思います。

近年は求人票に、年齢を書いてはいけなくなりましたので、マクロなデータがわからなくなりました。私が日々仕事で求人について、伺っている限り、20代と30代では、10倍以上の求人の差があり、数だけでいえば、20代の方の求人数が圧倒的に多く、30歳以上の求人は仕事の実績、特に同業界実績や、マネジメントスキル(他社にも通用する)を持っている方が欲しいということになります。上記のようなことを前提として、実際に面接にたどりつけば、あとは「人物次第」で採用するかどうかを決めると多くの経営者や採用担当者が言うところです。

次のページでは、魅力ある人とはいったいどのような人か、具体的にお話しします!
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