転職のノウハウ/転職での仕事・会社の選び方

会社説明会から内定につなげるポイント(2ページ目)

中途採用といえば、会社説明会から選考をスタートさせる会社も少なくありません。今回は、会社説明会をどれだけ有効に、成果(内定)に結びつけるかについてお話していきます。

執筆者:高野 秀敏


4 質問をする
メモをしっかりとるクセを!
メモをしっかりとるクセを!

多くの説明会では、質問する時間があります。その際は、積極的に質問しましょう。質問した人のことは覚えられていることが多いです。その質問では、自分本位の質問ではいけません。例えば、「教育制度は整っているかどうか?」などが典型例です。仕事とは原則、自分で学ぶものです。特に中途採用である以上、会社にアウトプットできる何かがあるから採用されるのであって、受身だととらえられる質問はしてはいけません。「中途入社で活躍している人の具体例」など、あなたが転職するにあたって、聞きたいことはもっとあるはずです。説明会のなかで、もっと聞きたいと感じたことを質問しましょう。その際は、必ずお礼を言うことです。「非常に丁寧にご説明をいただきまして、ありがとうございました。」などです。当たり前のことですが、できていない人が多いように思います。また、転職活動をしていることを知られたくないにしても、名字ぐらいは名乗りましょう。

5 良い姿勢、態度を保つ
猫背な人、足を前に投げ出すような姿勢の人、背もたれに大きくのしかかっている人、腕組みをしている人…全て前から見えます。びっくりするぐらい全員よく見えます。1対多数だとつい、適当にごまかしてしまいたくなりますが、多勢の中にいると、姿勢や態度はかえっておそろしいほど見えています。これだけ人数がいたらわからないだろうと思いがちですが、しっかり見えているので、本当に気をつけてください。私も人事になって気づきました。

6 アンケートは丁寧に書く
最後に、説明会のアンケートがあります。それには大抵、感想を書く欄があります。その場合は、良かった点や課題点、気になった点をしっかりと書きましょう。「大変参考になった」にだけ○をつけて帰ってくるのでは、まだまだ不足です。ポジションにもよりますが、わからなかった点や説明会の段取りなどでもっと工夫をしたほうが良い点は、丁寧に指摘をしてあげたほうが良いでしょう。このように書くと、「説明会でのスピーカーが聞き取りづらかった」など、企業側を逆撫でしてしまうようなことを書いてしまう人もいますが、採用担当の側への配慮も失ってはいけません。課題点を見つけ、それを的確に指摘しましょう。それも一つの能力として評価されます。

3月は、まだまだ会社説明会も多く開催されています。4月以降は、新卒採用にも力が入るため、中途採用の会社説明会は、やや少なくなることが予想されます。転職を考えている方の中には、3月は決算の会社もあり、多忙な方も多いことでしょう。しかし自分自身のことを鑑み、キャリアについて真剣に考えているようでしたら、重い腰をあげてぜひ積極的に説明会に参加してみてください。新しい出会いや気づき、適職が見つかるきっかけになるかもしれません。私も応援しております!!

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