転職のノウハウ/転職での仕事・会社の選び方

会社説明会から内定につなげるポイント

中途採用といえば、会社説明会から選考をスタートさせる会社も少なくありません。今回は、会社説明会をどれだけ有効に、成果(内定)に結びつけるかについてお話していきます。

執筆者:高野 秀敏

中途採用といえば、最初から面接の会社も多くあります。しかし一方で、会社説明会から選考をスタートさせる会社も少なくありません。特に、複数のポジションや複数名以上の採用がある会社では、中途採用者向けの会社説明会があります。今回は、会社説明会をどれだけ有効に、成果(内定)に結びつけるかについてお話していきます。

会社説明会は無料!積極的に参加すべし

会社説明会には積極的に参加を!
会社説明会には積極的に参加を!

会社説明会は無料です。各種セミナーにはお金がかかりますが、会社説明会にはお金がかかりません。会社の幹部や採用担当者から、会社の実情や採用したい人物像について説明があります。一般的には、その後面接を希望するかどうかアンケートがあり、その日のうちか、別途日時を設定して面接といった流れです。説明会に参加すること自体、非常に勉強になりますし、志望動機のネタも見つかることが多いです。少しでも興味のある会社であれば、積極的に参加しておいて損はありません。土日に開催されている場合もありますので、ぜひ参加しましょう。

会社説明会から内定につなげる6つのポイント


1 メモを取る
メモを取らなければ、ほとんどのことは忘れてしまいます。説明会の中で重要だと感じた項目に関しては必ずメモをしておき、面接ではそのメモを元に要点を質問しましょう。基本的なことですが、意外とできていない人が多いです。説明会を開催する採用担当の側にもそれは見えています。私の知る経営者や人事の方には、「メモを取らない人は社会人としての基本ができていないし、仕事ができない人が多いので、面接で全て落としています。」というスタンスの方が多くいます。「そこまで判断に入れているのか?」と私自身も社会人になってから驚いたことですので、ここでお伝えしておきますね。

2 その会社らしさとは何か?を掴む
事業の強みや、大切にしている価値感など、その会社が繰り返し述べていて「会社独自のカラー」といえるものを、あなた自身が感じる必要があります。強調しているポイントは何かを頭に入れましょう。例えば、「利他主義」という言葉がキーワードだと感じたら、それをメモしておく。その会社のエッセンスが何かということは、あなた自身が知りたいことでしょうし、そのエッセンスに共感できるかどうかは、面接でも見られています。

3 話をしている方の名前をメモする
社長、人事、若手スタッフなど、様々なポジションの方が話をする場合もあります。この時は、名前を記憶しておくと良いでしょう。「誰が、何をいっていたのか?」はポイントです。その発言に対して、自分はどう思うのかを面接で意見できると深い議論ができます。このように意見を深められる人物はとても魅力的に見えます。好ましくない例は、「○○さんは○○といっていた。」とただ鵜呑みにして、自分の解釈のない人です。更にいえば説明会での内容を記憶していないのは論外です。すべてを記憶しておくことは不可能なのでメモを取れば良いわけですが、メモを取らずに「覚えられない」という人が意外と多いです。残念です。

そんなところまで見られているの?気になるポイントはまだ続きます。
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