転職のノウハウ/転職活動の面接対策

ここまでやれば万全 面接での意外な質問対策(2ページ目)

面接では、ときに、何を聞こうとしているのかと驚いてしまうような質問や、ほとんど雑談に近い質問がなされることがあります。こんなとき、どう回答すればいいのでしょうか。

執筆者:西村 吉郎

Q7 人を動かすには何が必要だと思いますか
管理者あるいはチームリーダーとしてのの基本的な素養、資質をみようとする質問です。自分自身を振り返って、仕事に対するモチベーションはどういうときに湧き起こるか、上司は日頃、部下とのコミュニケーションをどのようにとろうとしているか、いまの会社には社員のモチベーションを高めるためにどのような制度をしいているかなど、身近なケースから思いつく方法を答えていくといいでしょう。

Q8 1カ月の長期休暇が与えられたら何をしますか
現在取り組んでいることはどんなことか、計画性を持って毎日過ごしているか、どんな発想の持ち主かなど、かなり多角的なチェックポイントを含んでいる質問です。

しっかりした目的があれば、必ずしも仕事に関連したことである必要はありません。例としては陳腐ですが、資格をとるために勉強をするとか、アメリカやヨーロッパを視察旅行するなど、できるだけ自己啓発と結びつけた回答をしましょう。

Q9 社長になりたいと思いますか
基本的なキャリアプラン、ライフプランを確認しようとする質問です。かつては、出世を考えていないと回答するのは覇気のない人物なのではと勘ぐられる傾向がありましたが、最近では、専門職制度や地域限定勤務地制度などによりスペシャリストとしてのキャリアプランやさまざまなライフプランを容認する企業が増えていますので、かならずしも「イエス」であることは求められません。社長を目指すにせよ、スペシャリストを目指すにせよ、自分自身の人生設計を説明し、納得してもらうことがポイントとなるでしょう。

Q10 あなたが採用担当なら、あなた自身を採用したいと思いますか
自分の能力や適性にどう考えているのかを聞き出そうとする質問です。答えは当然「はい、採用します」でなければなりません。

採用の理由はと問われたら、キャリアやスキルの面で適応できるポイント、仕事に対する姿勢や意欲に対する印象などを挙げて、入社しても、十分に能力を発揮してくれそうだし、周囲にも抵抗なく受け入れられるだろう、などと、自分自身を第三者の目で評価した回答をします。多少気恥ずかしくても、堂々と自分を売り込みましょう。

Q11 当社が新しい事業を始めるとしたら、何がいいと思いますか
応募した会社の事業内容についての知識から志望動機の裏付けをとると同時に、アイデア、発想力を問う質問です。回答から新規事業のヒントを得ようとしているわけではもちろんありません。あくまでも、日頃から新しい事業や商品について考える姿勢を持っているかどうかがチェックされると考えてください。

回答は、具体的にどんな事業を提案できるかということと、その事業が既存の事業とどのように関連しているかを説明できるかがポイントになります。

Q12 デートの約束があるのに残業を命じられたらどうしますか
「デートは中止します」と答えるのが、いかにも仕事一途の姿勢を見せる上で効果がありそうに思えますが、必ずしもそれで信用されるわけではありません。残業の量によっては時間をずらすなどして対応するというような、臨機応変の回答をしたほうが、柔軟性があるといい印象を与えることもあります。

関連リンク
[転職のノウハウ] CloseUp記事 >面接で必ず出る12の質問
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