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小論文対策(2) 樋口式小論文の書き方

「小論文こそ対策を練るべし!」小論文指導20年の樋口裕一氏が教える「誰でも書ける樋口式小論文」の書き方。小論文の基本ルール、原稿用紙の使い方もチェック!

西島 美保

執筆者:西島 美保

社会人の学びガイド

「樋口式四部構成の型」で書け!

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時間がない!からこそ、お昼休みなど細切れの時間をうまく活用しよう!
ベストセラー「頭がいい人、悪い人の話し方」の著者であり、20年以上小論文指導を行ってきた小論文指導ゼミナール白藍塾塾長の樋口裕一氏は、論理的な小論文を書くには、4部構成の型を使うとよい、と薦めている。4部構成といっても、私達が作文を書く時に習ったお決まりの「起承転結」ではなく、次のような構成のことだ。

【第1部】問題提起
【第2部】意見提示
【第3部】展開
【第4部】結論

この決まった型を用い、それぞれの部分を一つの段落で書いて4つの段落にする。慣れてきたら、この型をベースにいくつかの段落に分けて書いてみよう。

【第1部】問題提起


・小論文全体の10%ぐらいの分量が適当。
・設問について、イエス/ノーで答えられるような形に問題提起する。

また、下記のようなものにするのがいいそうだ。

・賛否両論がある
・自分の手に負えるものにする
・その場で調べなくてすむものにする


【第2部】意見提示


・小論文全体の30~40%ぐらいの分量が適当。

ここでは、第1部で提起した問題に対して、自分がイエスかノーか、どちらの立場を取るかを決め、問題となっている事柄の現在の状況を正しく把握する。

「確かに~。しかし~。」という型(パターン)を使って、反対意見に考慮した上で自分の意見を示す。

例)確かに株式会社は株主の利益を考えなければならない。しかし、その結果として、安全性への配慮が二の次になることは問題だ。

「第2部意見提示」「第3部展開」「第4部結論」「文体基本ルール」「原稿用紙の使い方」→次のページへ
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