大学進学でどんな自分になりたい?
社会人が大学進学にあたって、一番重要なこと、それは大学進学の目的を明確にする、ことだ。まず、どうして大学に行きたいのか、自問自答してみよう。どんな理由だってかまわない。
例えばアメリカのジョーンズ国際大学やフォニックス大学で教えているディクシー教授の『30歳を過ぎて大学に行く理由』によると、
「学歴を変えて、希望の仕事につきたい」
「新しいことへの挑戦」
「子供に良い例として仕事をしながら大学で学ぶ自分を見せたい」
「卒業式のキャップとガウンを着たい」
「なぜ私が大卒でないか、説明するのをやめるため」
などがある。
大学進学理由は、今後、つらくて辞めたくなったり、グラグラするかもしれないあなたの心を長く支えるものであるから、当然、人によって理由が違うのは当たり前。大切なのは、自分で納得出来る目的(理由)であること。またその目的を達成できた時、どんな自分になっていたいのかも想像出来るとなおいいだろう。
社会人学生になると若返る!
よく「こんな年だし今さら……」と年齢を何かと理由にして、新しいことに挑戦出来ない人の話を聞くが、実は社会人学生になると、なぜか皆若返っていく。まず、学ぶことにより脳は活性化され、多くの新しい知識や人々との出会い、若い学生達から受ける刺激により、気持ちも身体も活力がみなぎり、若返っていく。睡眠不足はあるかもしれないが、自分の意志で学んでいる人は、それさえも自分のステータスにしてしまう力を持っている。実際私は今まで多くの社会人学生に会って来たが、とにかく皆、イイ顔をしているのだ。学校の話を仲間としている時の笑顔といったら、もうこっちまでうれしくなってしまうほど。彼らに共通して言える事は、確固たる目的を持っていることである。それは聞かなくても分かる。にじみでているのだ。
「50代で留学した主婦」や「96歳で大学進学した男性」の話は、次のページへGO!