3)普通のスタンスで議論する

普通のスタンスで議論する
普通のスタンスで議論する

「謝罪しなくてもいいから、何が問題で、原因はどこにあって、どういう対策を取ろうとしているのか説明しろ」という方がいます。

例えば製品クレームが発生したような場合は、反省している態度を見せても何ともなりませんよね。「すみませんでした」という謝罪は必要最低限に留めておき、きちんと対策を取っているということを、普段と同じように議論しながら示していくことが必要です。

私は毎年学生を連れて、国立・県立の施設を利用して勉強合宿を開催していますが、夜遅くまで飲み食いして騒ぎ、宿舎の方に怒られたことがあります。

その時に、知人の1名がこのパターンで謝罪をしてしまいました。怒っている宿舎の人に対して、「おっしゃる通り、私の管理が不行き届きでした。管理が不行き届きだった理由は、私は引率者という立場にも関わらず、昨日早く寝てしまい、学生たちが何時に寝たのかを知らないんです。ただ私がそれを知らないこと自体は、私が管理者という立場である以上、これは問題であり……」と議論を吹きかけたのです。

宿舎の人が、ますます怒ってしまったのは、言うまでもありません。相手が、原因や解決策を求めていない時は、このパターンは避けるようにしましょう。

4)冷淡な無反応で無視

この辺りから、だいぶ危険な技になってきます。怒っている相手に対して、あえて冷淡で無反応な態度を取って、目の前にいながらにして無視するというやり方です。

これはどういう状況で使うかというと、「自分は相手に絶対に負けていないが、相手を一応立てる必要がある」という時です。

怒るというのは、ある意味で両刃の剣です。物理の「作用・反作用」ではないですが、こちらが相手に感情をぶつけると、同じように相手もこちらに何らかの感情を持つはずです。

自分が怒っている時に、相手が反論もせず、反抗的な態度もとらず、全くの無表情で自分の話を淡々と聞いていると、どんな気分になってきますか?

きっとだんだん、不安になってくるはずです。「もしかして、自分の言っていることはおかしいんだろうか?」と。相手にそう思わせることが出来たらしめたものです。主導権はあなたにあります。「いや、確かにこっちも悪かったんだけどね……」と相手が言い出すのも、時間の問題でしょう。

注意すべきは「反抗的な態度をとる」のではなく「無反応でいる」ことです。反抗してしまうとお互い様になってしまい、相手に不安感を与えることが出来なくなるので気を付けましょう。

次ページでは最後に、最終手段の「逆ギレ」についてご紹介しましょう!