ビジネスマナー/ビジネススキル

すっきりスマートな資料を作る2つの定石(4ページ目)

自分の主張をわかりやすく相手に説明するためには、スライド化することが不可欠。わかりやすいプレゼン資料を作成するための2つの定石をご紹介します。

執筆者:高田 貴久

左上から右下に向かうほど「深い話」を書く

<スライドへの配置方法>
スライドへの配置方法
左上ほど背景的な浅い話、右下ほど結論的な深い話を書こう
日本人は、横書きの文章を読む場合は普通「左上から右下」に向けて読みます。また「起承転結」という言葉がある通り、日本人的な考え方では「いきなり結論」ではなく、「背景を述べて最後に結論」が一般的です。

もちろん、プレゼン資料全体の構成では「アンサーファースト」ということで結論を先に持ってくる書き方もありますが、1枚のスライドの中で、いきなり左上に結論がかかれていると、やはり普通はとまどってしまいます。

スライドを作る場合は、「背景的な情報、浅い話」を左上に持ってきて、「右下に行くほど、結論的な主張、深い話」を書くようにしましょう。

「吹き出し」には要注意!

また、情報を「整然と配置する」ことも心がけましょう。左上から右下に向かって、一方向に話の論理が流れるように作ってあるスライドは、パッと見て意味が頭に入って来ます。

ここで注意をして頂きたいのは「吹き出し」です。

「吹き出し」とは、「補足」や「追加」といった意味で使われることが多いですよね。つまり、吹き出しを使うということは、話に付け足しをしたり、補足をしたりしている、ということです。

吹き出しを多く使ってしまうと、話が一方向に流れなくなるため、どこから読んでいいかわかりづらくなってしまいます。吹き出しを使う際には、よく気を付けましょう。

ぜひ、すっきりスマートなスライドを作成して、わかりやすく相手に主張を伝え、プレゼンを成功させて下さい。
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