企画のノウハウ/企画書の書き方・まとめ方

企画書・提案書のフォーマットとは

企画書を書き始めるときに、なにをどういう順番で書くかは頭の悩ましどころです。「なにかフォーマットがあれば……」そんな思いにお応えします。

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

企画書、どんな構成で書けばよいでしょう?

昔、私が企画書というものを書き始めた当初のこと。何に困ったかというと、フォーマットらしきものが身近にないことでした。

パワーポイントで「新規作成」ボタンを押して、まっさらな白紙画面を目の前にしてキーボードから手が離れる。「どこから手をつけてよいのか?」と途方にくれてしまう。もしかしたら、あなたにも経験があることかもしれません。

こんなときに思うのは、「何をどういう順番で語ればよいのかということだけでも教えてくれれば、あとは何とかなるのに」ということではないでしょうか? つかみどころがない現状で、そのつかみどころだけ与えてくれればよいと思うものです。

そこで今回は、企画書のフォーマットをひとつ紹介したいと思います。といっても、どこかに落ちている標準フォーマットというわけではありません。私自身が仕事の中でたどり着いたフォーマット。

「この順番で語れば、受け手にとって理解しやすいだろう」というフォーマットです。

前置きはこれくらいにして、早速紹介いたしましょう。

企画書のフォーマット

会社を立ち上げてすぐの頃は特に、お客さんに企画書をもって提案にいく機会が少なからずありました。最近は企画書を書かなくても仕事が決まるので、書く機会はだいぶ減りましたけどね。最近は社内で使う企画書や、出版社向けに出すもののほうが増えてきました。

以下のフォーマット(書く手順)は、どちらかというと対お客さん向けのイメージですが、それ以外でもある程度汎用的に使えると思います。

1.表紙(テーマ&副題)
2.アウトライン
3.ご提案の狙い(提案によって達成したいこと・ゴール)
4.提案の全体像&特徴
5.提案の理由
6.提案の詳細
7.信頼性の補完
8.具体的な実行ステップ

おおまかなイメージとしては、表紙・アウトライン・狙いはそれぞれ1ページで。全体像&特徴は1~3ページ。提案の理由と提案の詳細は多い場合ならば10ページ近くなることも。あと、信頼性の補完と具体的な実行ステップは補足的に1~2ページでまとめましょう。

いかがでしょうか?まずは書くべき内容がはっきりするだけで、インスピレーションがわくのではないでしょうか?

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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