はじめは上手にできなくても大丈夫です。相手の興味を意識して話題を探してみること
「あなたの一票」で「うまく話せない……あなたが一番困ることは?」とアンケートした結果、「何を話していいか見つからない」が一番多くいただいたご意見でした。そこで今回は、話のきっかけになる話題についてご紹介します。
話すことが見つからないときは、興味を引く話題できっかけをつかむ
何を話せばいいか悩んでしまいますが、実は、話す話題は何でもいいのです。ポイントは「興味を引きそうな話題」。相手が興味があるかないかを考えることは、当たり前のこととしてやるべきです。しかし、はじめから話題の幅を限定しなくても、誰もが興味を持つ差しさわりのない話題を常に用意しておくことが大切です。こんな話題で、話のきっかけをつかみましょう。
●天気・気候
一番、差しさわりがない話題です。相手が会話に参加しやすいので使わない手はありません。「暖かいですね」「寒いですね」「雨がすごかった」「昨夜、地震あったんですね」など。
●政治・経済ニュース
ビジネスシーンで話しやすい話題です。ニュースで取り上げられていたことを話のきっかけにします。「昨日、ニュースを観ていたら……」「○○とニュースで言っていたけれど……」など。
●芸能ニュース
タレント、芸能人の話題。オフタイムのときにはいいですが、ビジネスでのオンタイムでは避けたほうがいいでしょう。「知ってる? タレントの○○が……」といった話題を好まない人もいるので注意してください。
●エンタメニュース
映画、演劇、文化的なイベントなども話題になります。話題になっている映画やアカデミー賞などは、興味を持つ人も多いはず。「アカデミー賞を受賞した『おくりびと』、観ました?」「テレビで予告CMを観たけれど、○○っていう映画面白そうですね」など。
●スポーツニュース
相手が男性ならばスポーツに関心がある人も多くいるはず。旬な話題をチェックしておきましょう。「昨日の、○○の試合見ましたか?」など。スポーツに興味ない人もいるので、相手を選んで使ってください。
注意点は、TPOや相手によって話題を選ぶこと。仕事中に軽い話題をすると雰囲気が変わってしまい、場を壊すので要注意です。
話すことが見つかって会話が進んだら、準備した言葉で対応
ふとした瞬間に、ひと言話せるように準備しておきましょう
今日の天気のことでもかまいません。自分が意思を持って話を作っていくんだ、と覚悟を決めることが大事。相手任せの会話では、いつまでたっても自分からきっかけを作ったり、言いたいことを話題にできるようになりません。では、この一週間に使える話題を具体的にご紹介します。
●天気・気候
「先日、花粉が多く飛んだようですが花粉症大丈夫ですか?」
「家の近くで梅が咲いていたので、もう少しで暖かくなりそうですね」
「いい天気ですね」と言うだけでも十分です。
●政治・経済ニュース
「麻生総理はオバマ大統領と会って、どんな話になるんでしょう?」
「今日の為替は○○でしたね。昨日よりも……」
政治、経済の話題はことかきません。ただし政党批判などは、神経質な話題ですので相手の反応をよく見て話しを続けましょう。
●芸能ニュース
「宮沢りえの婚約者は元プロサーファーらしいね」
「映画『おくりびと』がアカデミー賞作品賞をとったね」
ただ、芸能ニュースをあまり話すと、噂好きと思われるのでほどほどに。
●スポーツニュース
「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の最終メンバーが決まったね」
多くの関心を集める国内大会や国際試合は、ふだんスポーツに興味がない人に対しても話題にしやすいでしょう。
話のきっかけとして、相手の家族の話や宗教などを持ち出すのは適切ではありません。相手との関係性ができていないと、相手の気分を害す場合もあるので気をつけましょう。会話を進めていくためには、自分の意見を準備してから話題を投げかけることが大切。言いっぱなしにならないように、事前に考えておきましょう。そして、何よりも大事なことは、自分から話しかけること。まずは「こんにちは」と声をかけていきましょう。
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