話し方・伝え方/好印象を得る・注目を集める

新年の挨拶で好感度アップ! 印象付ける挨拶にチャレンジ

新しい年を迎えて、色々なところで新年の挨拶をする機会も多いものです。そんな時、自分の新たな決意がうまく伝えられたらと思いませんか? 年の初めに「おぉっ!」を思わせる挨拶のヒントをご紹介。相手にバッチリ印象付ける挨拶にチャレンジしてみましょう!

執筆者:立川 亜美

新年の挨拶で好感度アップ!

新年の挨拶。あなたはもっと印象付けられる!

新年の挨拶。あなたはもっと印象付けられる!

年が明けると、どんどん月日が過ぎてあっという間に1月が終わってしまいそうです。とはいっても、まだまだ今月は色々なところで新年の挨拶をする機会が多いですね。「本年もよろしくお願いします」という言葉の他に、もうひとつ何か気の利いたことが言えないものか、と思うことないでしょうか? あなたの今年の意気込みをうまく伝えられたら好感度もアップします。年の初めに「おぉっ!」を思わせる挨拶のヒントをご紹介しましょう。
 
<目次>
 

この時期だからこそ言える挨拶

「挨拶」といっても相手やその場面によって様々です。ビジネスシーンであれば初対面の人には「はじめまして~」。それ以外の時だと「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」などですね。

新年の挨拶といえば「あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします」と続きます。笑顔でさりげなく一言挨拶が出来るだけでもいいでしょう。でも新しい年を迎えた今、もう一歩ステップアップしませんか? 相手にバッチリ印象付ける挨拶にチャレンジしてみましょう!

今年に入って初めての会議や商談、また新年会などで、今年の抱負をさりげなく語ることが出来ると一目置かれます。普段では、なんだかちょっと堅苦しいかなと感じて「僕は……」「私は……」と自分のやりたいことや夢を話すことができないかもしれません。でも、この時期なら大丈夫! 胸を張って「今年は……」とあなたの思いや気持ちを語ることができます。自分をより理解してもらうことができ、また相手にさりげなく売り込むチャンスでもあります。
 

挨拶にプラスするのはこんな話

年頭の挨拶のほかに何を話せばいいでしょうか? それは、あなたの「今年の抱負」が一番です。でも、いざとなると何をどう言えばいいのか悩んでしまうこともありますね。「今年の抱負は何?」と尋ねられて「えっ?」と考えてしまったことはありませんか? 新しい年を迎えたこの時期、自分のことを考えてみる機会にしましょう。まだ、まとまっていないという方は、こんな質問を自分にかけてみてください。

● 昨年やりたかったけど出来なかったこと、やり残したことはありますか?
● 昨年うまく出来なかったことを反省し、あらたにチャレンジしたいことは?
● 一年しか時間がないと期限を決められたとしたら、何をやっておく?
● あなたの心に浮かんだこと、それは今年には出来そうでしょうか?
● 今年の12月31日に振り返ったとき「○○だけは出来た」と言えますか?

新しい一年を過ごすにあたり、あなたが掲げる決意です。よく考えて決めてください。そして有限実行とばかりに他人に宣言してしまいましょう。「今年の抱負を語れ」と言われても、自分自身で整理しておかないことには何も話せません。自分でわからないことを相手に話しても、相手は疑問で一杯になってしまいます。要点がつかめないことを、だらだらと話しているだけでは駄目です。まず、何を語るかをしっかりと決めましょう。
 

今年の抱負が光る! 伝え方と注意点

年初に今年の抱負をどう話すか?

年初に今年の抱負をどう話すか?

「今年もよろしくお願いします」と挨拶をしたあとに、あなたの「今年の抱負」を語ります。では、どのように話したら印象に残るように話すことができるでしょう。いくつか御紹介しましょう。

■決意表明型
まず「今年の抱負は~」とあなたの決意宣言します。そのあとに「なぜ○○を抱負にしようと考えたか」「今年、この抱負を達成できると何がどのように変わると思うのか」というように話していきます。あなたの決意を聞いた人は、その意味を知りたくなります。それをきちんと説明していくことで、より理解が深まるでしょう。
《注意点》
わかりやすく伝えることができますが、少し味気ない感じがしてしまいます。しかし、基本的にはこのパターンが相手に理解しやすいのおすすめです。

■エピソード型
今度は「今年の抱負」にたどり着いた「理由」から話していきます。「一年前には、今年は○○をしようと考えていたのですが……」「○○という記事(ニュース)を聞いて……」など、冒頭できっかけになる話をしてから「だから、今年は○○ということを抱負としていきたいと思います」と結論を話します。
《注意点》
エピソードの拾い方と口調(話し方)で相手への伝わり方が変わってしまいます。うまくできると聞き手は話に引き込まれていきますが、そうでないと何を言いたいのかがわからず退屈なだけです。臨場感をたっぷりに話すことが秘訣ですよ。

■象徴型
年末に、その年を振り返って「今年を漢字を一文字であらわすと……」といって象徴される漢字が発表になります。昨年は「偽」(残念ながら……)。 このように、新年に目指す「抱負」を「漢字一文字」で言い当てることが出来たら、ちょっと差がつきます! 「○○という文字を気持ちの中心において一年を過ごしていきたいと思います!」などなど。相手からの「へぇ~それはどういうこと?」の質問にも、すかさず「○○という漢字のもつ意味……」と続けて自分の考えを話すと印象度がアップします!
《注意点》
自分のやりたいことを良く考えてまとめてからでないと、理由や意味を話したときに「な~んだ~」とがっかりされてしまいます。「ほぅ~」と納得してもらえるような話が出来ないときは、使わない方がいいかもしれませんね。
 

思いを込めて伝えるには

あなた自身が今年一年をとおして掲げる決意です。自信を持って話すことが出来ないと、話した内容や気持ちは相手に伝わりません。このような改まった話のときは、普段の会話とは少し言い方を変えたほうがいいでしょう。

● 声を張って少し大きめに。襟を正して話をする感じがいいでしょう。
● 言葉の初めと語尾はしっかりと。キッパリとした話し方をしましょう。
● しっかりと相手を見て。あたりまえですが、ここがとても大事なところです。
● 気持ちをしっかりと伝える。言葉だけでなく感情を入れて話しましょう。

事務的に報告する時の話し方とは違います。自分の決意(思い)をしっかりと伝えなければなりません。そうしないと相手は「本当にやろうと思っているのかな~」「なんか言葉だけじゃないかな~」と、あなたが本気で言っていないように感じます。日頃、あまり気持ちを伝えるような機会が少ないと始めはうまく出来ないかもしれません。とても恥ずかしく感じてしまうでしょう。でも気持ちを入れて話すことができると、相手との人間関係も変わってきます。ぜひ、今年初めのチャレンジと思って試してみて下さいね!


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