▲ドットコモディティ車田直昭氏 1960年生まれ。1983年3月東大法学部卒、同年4月通商産業省(現経済産業省)入省。産業政策局商務流通グループ商務室長、中小企業庁調査室長などを経て2004年8月退職。2005年1月ドットコモディティ設立、取締役副社長就任。2006年8月同社代表取締役社長就任。 |
商品先物に対するネガティブなイメージをつくる主な要因が、飛び込みなどによる強引な営業手法である。今でこそ規制などによりそうした営業はなくなったが、いまだにそのイメージがつきまとう。
こうした商品先物業界に中央官庁の官僚から飛び込んだのが、ドットコモディティ社長の車田直昭さん。経済産業省(旧通商産業省)に約20年務めたエリート官僚だった車田さんは、2004年6月同省を退職。楽天や松井証券などからの出資を得て、オンライン商品取引専業のドットコモディティを創業。その後同社社長に就任した。
これまでも多くの経営者を取材してきたガイドだが、公務員出身でしかも中央官庁のエリート官僚からの転身は始めてのケース。車田さんの思い切ったキャリアチェンジから、キャリアプランの作り方を学ぶ。