ボランティア活動や知人の仕事を手伝うなど、そうした経験をするチャンスがある。実際、吉田氏のキャリアは、できないと思われていたことを、実際にやって見せて証明する道のりだった。
ワインセーバーの価値を証明するため、ビジネスプランコンテストに応募して賞を受賞。「飲食業の経験がない」「経営の経験がない」と出資を断られたときには、30歳近い年齢だったにもかかわらず、3つのアルバイトを掛け持ちし、昼は会計事務所で財務を学び、夜は飲食店でフードビジネスの基礎を学んだ。
念願の会社設立を果たした後も、なかなか「WHYNOT」の性能を証明することができなかったため、自らワインバーを開店し、約400種類のワインをグラスで楽しめるバーで「酸化しないワイン」を提供。味に厳しいワイン通たちをうならせた。
「やります」「努力します」という強いマインドも大切だが、「やったことがあります」「経験しました」という実践の説得力にはかなわない。
「強いゴールイメージを持てば、多少遠回りしたとしても必ず目的地に行けると思う。私の場合は当社を『ものづくり集団』にして、日本以外の国でも使われる製品を作ること。1年遅くなりましたが、30歳までに作りたかった念願の会社設立を果たし、すでに海外での事業展開も始まっています」
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