キャリアプラン/キャリアプラン事例

佐々木かをり社長の手帳術【後編】(3ページ目)

ミリオネーゼ・佐々木かをりさんの手帳術が生み出された背景に迫りながら、これから『ミリオネーゼの手帳術』を実践したい人が最初にやるべきことを紹介。

執筆者:角田 正隆

手帳術のリスクヘッジ効果

イー・ウーマンのサイトでもキャリアのコーナーがあります!

やりたいこと、やるべきことに明確なスケジュールを埋め込み、自分をコントロールしてゆく。少し自分にプレッシャーをかけることになるが、それには深い理由があるのだという。問題が起こったときに対処するのではなく、問題が起こる前に手を打つ予防的“リスクヘッジ効果”があるのだ。プライベートの予定も1冊の手帳の中に書き込むことについて、その理由を佐々木さんは次のように語っていた。

佐々木:「家族で温泉旅行に行こう、というプランがあったとします。でも本業のスケジュールが立て込んでいると、正直、ちょっと後回しにしたいと思うこともあるでしょう。でも、そのツケは必ず回ってきます。

家庭のケアを軽視すると、子供が寂しがるとか、体調を崩してしまうとか。結果的に仕事に集中できなくなってしまうんです。だから緊急会議の予定と同じ意識でプライベートの予定も、あらかじめ手帳に書き込む方が上手くいってます」

深い経験の裏付けがあるからこそ、多くの人の共感を呼び、支持されているのだろう。

マイナスの歴史を作らない!


最後に読者へのメッセージを頂いた。

佐々木:「上司とそりが合わないとか、仕事が上手くいっていない人に、『本当にその問題は解決できないものか?』と問いたい。きっと真正面から話し合えば、思い違いに気づくケースも多いのではないでしょうか。

確かに、本人の力だけでは解決できない問題もあります。そのときはキッパリ辞めてもいいでしょう。でも、自分のキャリアに“マイナスの歴史”だけは作ってはいけません。1つでも後味の悪い思い出があると、次のステップに進むとき、自分にウソを付くことになりかねないからです。

そして最後にもう1つ、転職するときには、自分が相手にどんなプラスを与えられるか、ウィン-ウィンになれるかどうか、真剣に考えてくださいね」



関連ガイドサイト
女性のキャリア
起業・独立開業
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場でキャリアプラン関連の書籍を見るAmazon でキャリアプランの書籍を見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます