時間を「ブロック」として考える
▲『ミリオネーゼの手帳術』ガイドの周囲にも佐々木さんの手帳術の影響を受けた人が多い 佐々木かをりの時間管理術講座 |
まず、佐々木さんのキャリアを紹介しながら、その手帳術が生まれた背景を説明したい。
彼女のキャリアは「かけもち」の連続だったといえる。高校卒業後、「英語が公用語」とされる上智大学外国語学部比較文化学科(現・比較文化学部)に入学。帰国子女でも留学経験もなかった彼女は、1年間、語学専門学校に通いながら大学に出ていた。しかも、学費は全部自分で稼ぐと決め、バイト先に15分単位の時給計算を頼み、授業のあい間をアルバイトに充てた。
佐々木:「上智大学は時間割がとても複雑でした。毎日のスケジュールが一定せず、とても覚えきれません。しかも、学校の授業以外にも個人的な関心から、フランス語や中国語の講座も受けていました(笑)。それでも、15分でもアルバイトをたくさん入れたいと思っていたのです。おかげで時間を“ブロック”で考える習慣が身に付きました」
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