仕事納めをし、来年への準備をされていることと思います。今日は年末の30日ですが、昨日から立教大学の藤田ゼミで”今後のキャリアを考える合宿”と題して、三浦海岸に来ています。大海原を見ながら、自分の過去、現在、そして、未来を考えることは、大局的、俯瞰的な視点で捉えることが出来、読者の皆さんにも、お薦めします。今回は来年を迎えるにあたり、時流を踏まえた伸ばすべき能力を考えてみることにしましょう!

1.変化をキャッチする能力

どうすれば、勝ち残るための重要な能力を身に付けることができるだろうか?五感をフルに使って察知せよ!
今、まさに価値観の変化が個人のみならず、会社や社会の間でも起こりつつあります。日本は経済的には世界のトップグループに位置し、既に成長社会から成熟社会に移行したと捉えることが出来ます。

成熟社会とは豊かな社会であり、豊かさとは選択肢の多さということができ、価値観然り、就労形態然りです。ドックイヤー、マウスイヤーと言われる今日、特に、時代の変化を感じ取る能力が必要です。

例えば、昨今のライブドア事件や村上ファンド事件、更には『国家の品格』が昨年のベストセラーであった事実から、経済至上主義の終焉現象と僕は捉えています。常に情報感度を良くし、五感を駆使し、変化を捉えることが求められます。

ダーウィンの進化論でもあるように、環境変化に適応出来なければ、生存すら出来ません。僕が在籍していたIBMも1990年代前半、ダウンサイジングの流れに適応しなかった結果、業績が悪化し、大規模な経営改革を強いられました。会社から個へのパワーシフト。もう他人事ではないと捉えるべきなのです。

2.目的を明確化する能力

時代環境を捉え、それに適応する能力開発が重要です。その前提として、キャリアをテーマに、自立の3要素であるVVSを確立することが求められます。VVSとは、VALUE(価値観や理念)、VISION(理想像)、STRATEGY(戦略、行動計画)です。

自分軸をベースに、将来の在りたい姿を明確化し、それに辿り着くためのアクションプランを策定、実行に移すということです。近未来の目標が明確になれば、目的的に生きることが出来、それを達成するためには、情報の収集と取捨選択、時間の使い方など様々なスキル開発と連動していきます。正に一石二鳥ですね。これは能力開発における心臓部であると認識されるとよろしいかと思います。

仕事柄、各種能力の見える化をしておりますが、このVVSのスコアが高い方はハイパフォーマー(高業績者)の方と強い相関関係があります。次のページでは、他の3つの能力について記述したいと思います。