大切なのは資格取得後をしっかりイメージすること
資格取得はあくまでスタートライン。資格取得後、自分のキャリアに資格をどのように活かすか考えなければならない |
今年、法科大学院から多くの人が司法試験を受験し、合格者は1000人を越えました。数年前まで500人程度だった合格者の数と比べても、単純に倍増しています。今後も合格者数は増加していく予定で、弁護士資格を取得する人は増えていくと思われます。
しかし、ここで気をつけなければならないのは、弁護士資格を取得したからといって、それが明るい未来を保証するものではないということです。弁護士の数が多くなればなるだけ、弁護士間の競争は激しくなり、成功できる弁護士と成功できない弁護士が別れてきます。
その差は、自分なりの特色、特徴を見つけ出しどれだけ自分をアピールできるのか、またその差別化を活かしビジネス上で活躍する未来像を描けるのかにかかっています。
他の資格も同様です。とりあえず資格をとろうという気持ちで頑張っても、資格取得後の世界がイメージできていないと、せっかく資格を取得しても自分を差別化できず、資格をキャリアアップやビジネス上の成功に結びつけるのが難しくなってしまいます。
そこで、何か資格を取得しようかなと考えたら、以下のポイントをチェックしてみてください。
■なぜ、その資格を取ろうと思うのか
■その資格の自分にとっての魅力は何か
■その資格を取得後、自分は何をしたいのか
■資格を取った後に、他の資格取得者と違う自分なりのきらりと光るものは何か
もちろん今の段階で全て明確になる必要はありません。しかし、取得の勉強中に常にこれらを意識することで、資格取得後の自分の姿を徐々にイメージすることができるはずです。資格取得後の自分の姿をしっかりとらえられるようになると、モチベーションも向上し、勉強も頑張れるはずです。
資格を本当にキャリアアップに役立てるためにも、資格取得後の自分をしっかりとイメージできるように頑張ってみてください。