▲用語が分からなくても、成せばなる! ブログでIP電話スカイプが紹介されていた |
堀江社長のリクエストはたった一言だった
―――入社当初、堀江社長から何かリクエストはありませんでしたか?乙部:堀江が言ったのは「取材を増やして」。ただそれだけです。
―――見事に増えましたよね。でも御社はIT企業で、難しい用語が多く苦労したのでは?
乙部:最初は用語の意味が、さっぱり分かりませんでした(笑)。でも成せばなりますよ。
―――本人の意気込み次第ということ?
乙部:私が入社した初日、上司に「私は最初、何をすればいいのでしょうか?」と聞くと、上司の答えは「自分で考えてくれ」でした。
それで私は堀江の名刺を全部ひっくり返して、片っ端から記者さんに「当社を取材してください」とお願いしました。すると向こうは「じゃあ何を取材するの?」と聞いてきました。そこで私は何も答えられなかったんです。「あ~。私はやっぱり何も分かっていない」と、そのとき思い知らされました。
社内取材からスタート
▲乙部さん愛用の手帳&携帯電話 スケジュールがギッシリ詰まっているのだろう ブログを見ると土日もない様子だ |
その次に私は、媒体の勉強をしました。会社にIT系の雑誌も置いてあったので、まずは自分で読みました。でも読んでも分からないんです。チンプンカンプンで、眠くなりましたもの(笑)。そこで見出しを読んで、媒体が何を言いたいのか理解するよう努めました。
すると事業部ごとに、必ず取材してくれそうな媒体があるのが分かったんです。そこで記者さんに「今度、当社の事業部でこういうことをするから取材しませんか?」「この事業部はこんな風に面白いんです」など、取材のアポを取り付けました。
その上、取材に私も同席して担当者が記者さんに話しているのを聞けば、さらに勉強になるじゃないですか。