キャリアプラン/キャリアアップの方法

「顔の見える人材」になる3つの条件(2ページ目)

今日が仕事初めという人も多いだろう。心機一転、2005年は「顔の見える人材」を目指しませんか? 勝ち組人材として生き残る“3つの条件”があるのです。

執筆者:角田 正隆

スキルの次は「魅力」

人を引き付ける「人間的魅力」

もし、プレイヤーとしての「技(スキル)」を獲得していれば、次に問われるのは、マネジャーや管理者としての資質です。

当社が、昇進を続ける高業績者を調査して明らかになったのは、彼らが、

 ・リーダーシップ能力
 ・コミュニケーション能力
 ・マネジメント能力

という、リーダー必須の資質で、高いポイントを獲得していることです。

やはり、これから大きな仕事をする人は、多くの人材を引き付ける能力が欠かせません。それにふさわしい「人間的魅力」を自分が持ち合わせているか再確認してください。

自立と連帯のネットワークを築く

ネットワーク社会の図
ネットワークの連結点にいる人に情報が集る
そして、私がこれからの時代のキーワードと考えているのが、会社という枠を超えた「ネットワーク組織」という概念です。

私は、インターネットのように、個人がネットワーク上の中継点(ノード)として、他人と繋がる状態をイメージしています。<右図参照>

図にあるように、多くの人と繋がっている人には、たくさんの情報が行き交うのが分かります。

なぜ特定の人に情報が集中するのでしょう? それはその人が卓越した「技(スキル)」を持っているからです。あなたの身の回りにも、「営業だったら○○さん」「生産だったら□□さん」という人がいるでしょう。彼らが会社の「外」の人とも繋がってゆくのです。

ネットワーク社会では、より大きなネットワークを構築した人が優位に立ちます。いいネットワークを持っていれば、分からないことがあったとき、ネットワークにいるそれに詳しい人に聞けばいいのです。

そして、オープンな人間であることが求められるでしょう。何でも自分でやろうとする自己完結型人間では、ネットワークは広がりません。

自分の「強み」と「弱み」を理解して、「弱み」は積極的にそれを得意とする人にお願い(アウトソーシング)して、自分は「強み」に特化した方が、ネットワークの力を最大限発揮できます。

ネットワーク社会では、個人が保有するネットワークの質と量が勝負になるのです。

今回は、藤田所長に「勝ち組人材になる3つの条件」についてお話いただきました。後半は、さらに飛躍するためのキャリアプランニングの手法について教えていただきます。

市場価値測定研究所 所長 藤田 聰 氏

株式会社市場価値測定研究所1962年東京生まれ。立教大学経済学部卒業。ペンシルバニア大学経営学部を経て、日本IBM入社。システム営業、マーケティング部門を経て、同社の教育制度で慶応義塾大学大学院経営管理研究科修士課程専修。組織人事コンサルティング会社取締役等を経て、2000年、株式会社市場価値測定研究所設立。日本人財銀行日本人材流通機構を運営している。

藤田 聰氏 著書
『転職を成功させる実践プランニング』(実業之日本社)
『自分の「値段」の高め方』(大和出版)
あなたのホントの「市場価値」教えます(祥伝社)など

藤田 聰氏 関連リンク
自分の価値を向上させよう[日経Bizキャリア]
コラム「市場価値アップ塾」[fujistaff-IT]
市場価値の高め方[@type]

関連リンク
最強の年収アップ法教えます[All About 『キャリアプランニング』]
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