1.ランプの光色(こうしょく)を変える
対策方法は、大きく分けて二つあります。
まず、人間の体感温度を利用する方法をご紹介しましょう。
昼白色の光 |
電球色の光 |
上の写真を見て、どちらの部屋が涼しそうに見えますか?
某照明メーカーが、同じ明るさの蛍光灯の電球色と昼白色で、どの程度、体感温度が違うのかを実験した結果、エアコンの温度設定は、昼白色が電球色に比べ、約1℃高かったそうです。
たった1℃といっても侮ってはいけません。1℃高い設定により、約10%消費電力が少なくなります。メーカーの実験でも実証スミなので、かなり、やる価値はあるといえるでしょう。
但し、ここでひとつ注意点があります。
「ランプの光色は白っぽい方が涼しさを感じる」と書きましたが、お部屋、全部に昼白色のランプを使うと、陰鬱な雰囲気になってしまう恐れがあります。
そこで、全般照明は昼白色の蛍光灯を使うにしても、電球色のアクセントとなる光を1~2灯付け加えてみましょう。お部屋の雰囲気はグッとよくなるはずです。
次のページでは、より簡単、シンプルな方法をご紹介します。