家を美しく見せる“あかり”の演出(2ページ目)

「安全」から「安らぎ」のあかりへ

最近では、庭のあかりにもこだわりを持った方が増えています。

インテリアがよくなると次の関心がエクステリアです。集合住宅でも規模の大きなものは公開区域が公園や広場のように開放されており、夜は照明で楽しい雰囲気になっているところが増えています。

日本の住宅は夜カーテンを閉めてしまい、明かりの雰囲気が外に伝わらない問題があります。まるで商店街が閉店とともにシャッターを下ろし閑散とした雰囲気になってしまうのと同じです。

自分の家の照明は自分の勝手だといわれるかもしれませんが、ひとたび外に光が漏れるとそれはパブリックの光になります。「窓明かりから玄関、庭の照明まで一体に考え道行く人々の目を楽しませる」という気持ちで美しい住宅街の夜景づくりに多くの家が参加することが望まれます。


【関連記事】
「間接的な光を楽しむ家」
「ホームパーティの照明」