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キャンドルライトの「1/f揺らぎ」(2ページ目)

疲れて帰ってきた夜は、部屋の照明を落としてキャンドルを灯してみましょう。キャンドルの炎は人が心地よいと感じる波長で揺らいでおり、脳波にも影響しています。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

LEDの「1/f揺らぎ」光


写真3.好きな音楽と暖かい飲み物で癒しの時間を。
また、キャンドルの心地よい光の刺激にはもう一つ理由があります。それはキャンドルから放たれる熱の効果とマイナスイオン効果です。
 
特に冬の夜にキャンドルから発生される遠赤外線は使用する数にもよりますが間接的に体を温める効果があります。北欧がキャンドル消費で世界一と言われていますが、北欧の冬のことを考えればうなづけることです。

最近はLEDを使用し、バッテリーで充電できる携帯用スタンドが市販されています。コードレスでコンセントに差し込む必要がないのが重宝されます。暖かい光色がでて、さらにキャンドルの炎のような揺らぎが人工的に出せるようになっています。

キャンドルと比較すると火災の心配がないことや空気が汚れない、ランニングコストが安価などと言った利点があります。しかしキャンドルは揺らめきの原因になっている炎の形が見えます。

写真4.炎芯・内芯・外芯の3重の光が面白い。
灯心のところは無色で暗く、内炎が黄色く光り、外炎が青白く光って揺れている形が見え、少し離れた位置からじっと見ていても飽きのこない変化が楽しめるのです。もちろん暖かな雰囲気や僅かながら熱も感じることもできます。
 
キャンドルとLEDは特長に一長一短があり、どちらが良いとも決めにくいですが、使用状況を考慮して有利な方を求めればよいと思います。しかしキャンドルの歴史は長く、電球や蛍光灯がこれほどまで普及しているにもかかわらず世界的にいまだ売れ行きにかげりがないのは、まだこれから先もキャンドルの炎の魅力を超えるランプが出現しない限りキャンドルが廃れないことに疑問はありません。

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